イベント・セミナー撮影&ダイジェスト動画制作|当日の撮影体制・編集の流れ・費用の目安【香川県・岡山県・愛媛県・徳島県・高知県の企業向け】

コラム

2026/3/24

「来月、自社でセミナーを開催するのだけど、せっかくだから動画に残したい」 「展示会に出展する予定があるので、ブースの様子をダイジェスト映像にしたい」 「周年記念式典を企画しているが、撮影をどこに頼めばいいかわからない」

香川県をはじめとする四国エリアの企業から、こうしたイベント撮影のご相談が年々増えています。

セミナーや式典、展示会といったイベントは、その日その瞬間にしか起きない出来事の連続です。参加者の熱気、登壇者の言葉、交流の笑顔――これらを動画として残しておけば、イベント終了後もSNSやHP、営業資料、採用活動など、さまざまな場面で「使い続けられる資産」になります。

しかし、いざ撮影を依頼しようとすると、「費用がいくらかかるのかわからない」「当日どんなスタッフが来て、何台のカメラでどう撮るのかイメージできない」「撮影した映像がどう編集されて完成するのか流れが見えない」という不安を抱える方がほとんどです。

この記事では、香川県で映像制作会社を運営する当社が、イベント・セミナー撮影の費用相場、当日の撮影体制、編集から納品までの流れ、完成後の活用方法、そして失敗しないための注意点まで、動画制作が初めての方にもわかるよう丁寧に解説します。

四国エリアでイベントの撮影を検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。


そもそも「イベント・セミナー撮影」と「ダイジェスト動画」とは?

「イベント撮影」と聞くと、イベント全体をカメラで録画することをイメージされるかもしれません。もちろんそれも正しいのですが、実際のイベント撮影には「記録映像」と「ダイジェスト映像」という2つの異なる仕上がりがあります。まずはこの違いを理解しておきましょう。

イベント・セミナー撮影とは|記録映像とダイジェスト映像の違い

イベント・セミナー撮影で制作される動画は、大きく分けて2種類あります。

種類

内容

尺の目安

主な用途

記録映像(フル収録)

イベント全体をそのまま長尺で収録した映像

30分〜数時間

社内アーカイブ、オンデマンド配信、議事録代わり

ダイジェスト映像

ハイライトを抜粋し、テンポよく短くまとめた映像

1〜5分程度

SNS発信、HP掲載、営業資料、次回イベントの告知

「記録映像」は、講演やセッションの内容を余すことなく残すためのもので、当日参加できなかった方がフルで視聴したり、社内の研修資料として使ったりする目的に適しています。

「ダイジェスト映像」は、イベントの雰囲気やハイライトをギュッと凝縮した短い映像です。BGMやテロップを加えてテンポよく編集されるため、SNSやHPに掲載したときに「見てもらえる・伝わる」動画に仕上がります。

制作会社に依頼する際は「記録映像が欲しいのか」「ダイジェスト映像が欲しいのか」「両方欲しいのか」を最初に伝えることで、見積もりの精度が上がり、認識のズレを防ぐことができます。

どんなイベント・シーンで撮影が依頼されるのか|四国企業の主な活用例

「うちのイベントは撮影するほどの規模じゃないし…」と思われるかもしれませんが、動画撮影が活用されるイベントの種類は非常に幅広いです。

四国エリアの企業から実際にご相談いただくことが多いイベントの種類をまとめました。

イベントの種類

具体例

セミナー・講演会

自社主催の勉強会、商工会議所主催のセミナー、経営者向け講演会

展示会・商談会

サンメッセ香川での展示会出展、ブース紹介・商品デモの撮影

周年記念式典・祝賀会

創業○周年記念パーティー、竣工式、落成式

社内表彰式・キックオフ

年間表彰式、新年度キックオフミーティング、社員総会

商品発表会・新店舗オープン

新商品のお披露目イベント、新店舗・新工場のオープニングセレモニー

採用説明会・オープンキャンパス

会社説明会、インターンシップ報告会、学校のオープンキャンパス

地域イベント・お祭り

地域の祭り・マルシェへの出店の様子、スポンサーイベント

ウェビナー(オンラインセミナー)

Zoom等で開催するオンラインセミナーの収録

参加者が10名程度の小さな勉強会から、数百名規模の大型イベントまで、動画撮影はあらゆる規模に対応できます。「イベント」と言えるほど大げさなものでなくても、社内研修の講師の話を録画しておく、工場見学会の様子を記録しておく、といった日常的な場面でも活用されています。

「撮って終わり」にしない|ダイジェスト動画を作る3つのメリット

イベントの様子を「ただ録画するだけ」で終わらせてしまうのは、非常にもったいないことです。撮影素材をプロの手でダイジェスト動画に仕上げることで、以下の3つのメリットが得られます。

1つ目は、当日参加できなかった人にイベントの熱量を届けられることです。 文章や写真だけでは伝わりにくい会場の雰囲気、登壇者の熱意、参加者の笑顔や交流の様子を、映像と音声で直感的に伝えることができます。特に全国に拠点がある企業では、他拠点のスタッフにイベントの空気感を共有する手段として重宝されています。

2つ目は、SNSやHPに掲載することで企業のブランディング・信頼性向上につながることです。 自社でイベントを主催している様子、展示会で多くの来場者と交流している様子、社員を表彰している様子を動画で発信することは、「この会社はアクティブに活動している」「業界内で存在感がある」という印象を外部に与えます。

3つ目は、次回イベントの集客ツールや営業資料として長期的に使い回せる「資産」になることです。 「前回のイベントはこんな雰囲気でした」とダイジェスト動画を見せるだけで、次回への参加意欲を大きく高めることができます。営業先への提案資料に組み込めば、自社の専門性や実績を視覚的に訴求する強力な武器にもなります。


【規模別】イベント・セミナー撮影の費用相場

イベント撮影にかかる費用は「うちのイベントだといくらくらい?」というのが最も気になるポイントでしょう。ここでは、イベントの規模ごとに分けて費用の目安を解説します。

費用相場の全体像|5万円〜50万円以上まで何で差が出るのか

イベント撮影の費用は、一般的に5万円〜50万円以上と幅があります。この価格差を生む主な要因は5つです。

要因1:イベントの規模(参加者数・会場の広さ)。 会場が大きくなるほど、カメラの台数や音声機材が増え、費用も上がります。

要因2:カメラの台数。 1台固定なら安く、2台・3台と増えるほど費用がかかります。

要因3:スタッフの人数。 カメラマン1名なのか、ディレクター+カメラマン2名+音声スタッフ+アシスタントの4名体制なのかで人件費が大きく変わります。

要因4:音声機材の有無。 100人以上の会場ではピンマイクやガンマイクなど専用の音声機材が必要になり、音響スタッフの人件費も加わります。

要因5:編集の範囲。 簡易なカット編集のみか、テロップ・BGM・ナレーション付きのダイジェスト映像に仕上げるかで、編集費が変わります。

業界データによると、イベント・セミナー撮影の平均発注額は約55万円、中央値は約30万円で、最多価格帯は10万〜30万円です。つまり、多くの企業が30万円前後の予算でイベント撮影を依頼していることになります。

小規模(ウェビナー・社内セミナー):5万〜15万円

項目

内容

参加者の目安

0人(配信専用)〜20人程度

カメラ台数

1台(三脚固定)

スタッフ

カメラマン1名

音声機材

カメラ内蔵マイク(または簡易外付けマイク)

編集内容

簡易カット編集、テロップ挿入程度

制作期間

約2週間

向いているイベント

ウェビナー収録、社内勉強会、小規模セミナー、オンライン配信用

最もコストを抑えたプランです。カメラ1台を三脚で固定し、登壇者を中心に撮影します。東進ハイスクールの授業映像のように、シンプルな構図で講義の内容をそのまま記録するイメージです。

自社の会議室やオフィスで撮影すれば会場費もかからず、凝った編集がなければ制作期間も短めです。「まずは低予算で試してみたい」「社内アーカイブ用に記録だけ残したい」という場合に適しています。

中規模(30〜50人のセミナー・講演会):15万〜30万円

項目

内容

参加者の目安

30〜50人

カメラ台数

2台(全体撮影用+登壇者フォロー用)

スタッフ

カメラマン1名+アシスタント1名

音声機材

ピンマイクまたは外付けマイク

編集内容

カット編集、テロップ、BGM、資料差し込みなど

制作期間

約1ヶ月

向いているイベント

集合型セミナー、講演会、商品発表会、社内表彰式

イベント撮影で最も依頼が多いのがこの価格帯です。カメラ2台体制で、会場全体の様子を広く撮る定点カメラと、登壇者の表情や手元を追うフォローカメラを使い分けることで、映像に変化が生まれ、見応えのあるダイジェスト映像に仕上がります。

編集ではBGMやテロップ、セミナー当日に使用したスライド資料の差し込みなども行うため、制作期間は約1ヶ月が目安です。音にこだわる場合は音声機材を追加するため、費用は30万円に近くなります。

大規模(100人以上のイベント・式典・展示会):50万円以上

項目

内容

参加者の目安

100人以上

カメラ台数

2〜3台以上

スタッフ

ディレクター1名+カメラマン2名+音声スタッフ1名+アシスタント1名

音声機材

ピンマイク、ガンマイク、ワイヤレスマイク、ICレコーダーなど

編集内容

ダイジェスト映像+フル収録の記録映像編集も含むケースあり

制作期間

約1.5ヶ月

向いているイベント

大規模カンファレンス、展示会、周年記念式典、祝賀会

100人を超える大規模イベントでは、会場の広さに対応するためにカメラ台数とスタッフ数が増えます。最も大きな違いは音声収録です。カメラと登壇者の距離が遠くなるため、カメラの内蔵マイクだけでは会場の雑音やエコーが入ってしまい、聞き取りにくい映像になってしまいます。ピンマイクで登壇者の声を別録りし、ICレコーダーでバックアップを取るといった本格的な音声収録体制が必要になります。

500人以上の規模になると、望遠カメラ1台を固定しつつ、カメラマン2名が手持ちで会場を動き回る3台以上の体制になることもあります。式典の厳かな雰囲気や参加者の歓声を丸ごと映像に収めたい場合は、この規模の撮影体制が必要です。

【一覧表】規模別の費用・撮影体制・制作期間まとめ

項目

小規模

中規模

大規模

費用相場

5万〜15万円

15万〜30万円

50万円以上

参加者の目安

0〜20人

30〜50人

100人以上

カメラ台数

1台(固定)

2台

2〜3台以上

スタッフ人数

1名

2名

3〜5名

音声機材

内蔵マイク

ピンマイク

ピンマイク+ガンマイク+ICレコーダー

編集内容

簡易カット編集

テロップ・BGM・資料差し込み

ダイジェスト+フル記録映像

制作期間

約2週間

約1ヶ月

約1.5ヶ月

向いているイベント

ウェビナー、社内勉強会

セミナー、講演会、表彰式

大規模カンファレンス、式典、展示会

上記はあくまで目安です。実際の費用はイベントの内容や会場の条件によって変動しますので、正確な金額は見積もりでご確認ください。


費用の内訳を項目別に解説|見積もりのどこを見ればいいか

「見積もりをもらったけれど、各項目の意味がわからない」という声をよくいただきます。ここでは、イベント撮影の見積もりに含まれる主な費用項目を一つずつ解説します。

カメラマン人件費(撮影費)

撮影スタッフの人件費は、拘束時間に対して計算されるのが一般的です。

拘束時間

費用の目安

半日(4〜5時間)

3万〜7万円

1日(6〜8時間)

5万〜15万円

延長(1時間あたり)

1万〜2万円

カメラマンが2名必要な場合は2名分、ディレクターが同行する場合はディレクション費が別途加わります。「撮影費」と一括で見積もりに記載されている場合は、カメラマンの人数と拘束時間を確認しておきましょう。

機材使用料

業務用ビデオカメラ、三脚、照明、スライダー(カメラを滑らかに動かすレール機材)、ジンバル(手持ちでも映像がブレにくい安定装置)などの使用料です。

多くの制作会社では基本的な機材費が撮影費に含まれていますが、4Kカメラ、ドローン、クレーンなどの特殊機材を使う場合は別途費用がかかるケースがあります。見積もりに「機材費」の項目がある場合は、どの機材が含まれているかを確認しましょう。

音声収録費用(音響スタッフ・マイク機材)

イベント撮影において、映像以上に仕上がりを左右するのが「音声」です。セミナーの講演内容やパネルディスカッションの議論を動画に残す場合、登壇者の声が明瞭に聞こえることが最低条件です。

項目

費用の目安

ピンマイク(1セット)

5,000〜1万円/日

ガンマイク

5,000〜1万円/日

ワイヤレスマイクシステム

1万〜2万円/日

音響スタッフ人件費

5万〜8万円/日

アシスタント(音声)

約3万円/日

20人程度の小規模なセミナーであれば、カメラに外付けするマイクだけで十分な場合もあります。しかし、50人以上の会場ではカメラの内蔵マイクでは会場のザワつきや空調音を拾ってしまい、登壇者の声が聞き取りにくくなります。この規模からはピンマイク(登壇者の襟元に付ける小型マイク)での別録りが推奨されます。100人以上の会場では、音響スタッフの配置が事実上必須です。

編集費用

撮影した素材を1本の動画に仕上げる作業にかかる費用です。

編集内容

費用の目安

簡易カット編集(不要部分のカット、つなぎ合わせ)

3万〜8万円

ダイジェスト動画の編集(テロップ・BGM・カラー調整)

5万〜15万円

フル収録映像の編集(チャプター分け・テロップ・資料差し込み・映像演出)

10万〜30万円

ダイジェスト動画は、数時間分の撮影素材から「最も見応えのあるシーン」を選び出し、1〜5分に凝縮する作業です。単純な作業に見えるかもしれませんが、「どのシーンを残し、どのシーンをカットするか」というハイライトの取捨選択にはプロの編集センスが求められます。

ナレーション・テロップ・BGM

ダイジェスト動画にナレーションを入れる場合は、ナレーターの起用費と収録費が加算されます。

項目

費用の目安

ナレーション(スタジオ収録)

7万円〜/時間

ナレーション(宅録)

1.5万円〜3万円

テロップデザイン・挿入

編集費に含まれることが多い

BGM(著作権フリー楽曲)

編集費に含まれることが多い

ダイジェスト動画の場合は、ナレーションなしでBGMとテロップだけで構成するケースも多く、その場合はナレーション費はかかりません。イベントの登壇者の声をそのまま活かし、要所にテロップを入れるだけでも十分に伝わるダイジェスト映像に仕上がります。

出張費・交通費

撮影スタッフがイベント会場まで移動する際の交通費です。

条件

費用の目安

香川県内のイベント会場

無料〜数千円(制作会社によって異なる)

四国エリア近辺(岡山・愛媛・徳島・高知)

5,000円〜2万円程度

都市圏(大阪・東京など)

交通費+宿泊費の実費

ここが地元の制作会社に依頼する大きなメリットです。香川県内の会場であれば出張費がほぼゼロで済みますし、隣県への移動も東京の制作会社に依頼するより大幅にコストを抑えられます。

ライブ配信費用(オプション)

イベントをリアルタイムでオンライン配信する場合は、撮影費とは別にライブ配信の費用がかかります。

項目

費用の目安

ライブ配信代行(YouTube Live等)

5万〜10万円

配信用機材・回線手配

配信規模による

スイッチャー操作(複数カメラの切り替え)

配信代行に含まれる場合あり

ライブ配信と同時に撮影を行い、後日その素材を編集してダイジェスト動画に仕上げるという「ハイブリッド型」のご依頼も増えています。

【一覧表】費用内訳と相場の早見表

費用項目

内容

費用の目安

カメラマン人件費

撮影スタッフの拘束費用

3万〜15万円/日(人数分)

機材使用料

カメラ・三脚・照明・特殊機材

基本無料〜数万円(特殊機材は別途)

音声収録費

マイク機材+音響スタッフ

マイク機材5,000円〜/音響スタッフ5万〜8万円

編集費

カット編集・テロップ・BGM・カラー調整

3万〜15万円(ダイジェストの場合)

ナレーション

プロのナレーター起用・収録

宅録1.5万円〜/スタジオ7万円〜

出張費・交通費

撮影スタッフの移動費

県内無料〜四国内2万円程度

ライブ配信

オンライン同時配信の代行

5万〜10万円/人

見積もりを受け取ったら、この表と照らし合わせて各項目の妥当性を確認してみてください。不明な項目があれば遠慮なく制作会社に質問することをおすすめします。


撮影当日の体制|カメラの台数・スタッフ配置・機材構成

「当日、実際にどんな人が来て、どんな機材を使って、どう撮影するの?」というのは、初めてイベント撮影を依頼する方にとって最も気になるポイントです。ここでは、撮影当日の具体的な体制を解説します。

カメラ台数の決め方|1台固定 vs 2台 vs 3台以上

カメラの台数は、イベントの規模と「完成映像にどのくらいの映像変化がほしいか」で決まります。

カメラ台数

撮影方法

メリット

デメリット

向いている規模

1台(三脚固定)

定位置から全体を撮影

費用が最も安い

映像に変化が少ない。アップが撮れない

ウェビナー、小規模セミナー

2台

1台は全体固定+1台は登壇者をフォロー

全体像とアップの切り替えが可能。ダイジェスト映像の仕上がりが格段に向上

1台よりコストが上がる

30〜100人のセミナー・講演会

3台以上

全体+登壇者アップ+会場の参加者リアクション

多角的な映像で臨場感を表現できる

スタッフ・機材が増えコストが上がる

100人以上の大規模イベント・式典

多くのイベント撮影では2台体制がコストパフォーマンスに最も優れています。1台の定点カメラで会場全体を押さえつつ、もう1台で登壇者の表情やスライドのアップ、参加者の反応を撮影することで、編集時に映像を切り替えることができ、見ていて飽きないダイジェスト映像に仕上がります。

スタッフ構成の例|カメラマン・ディレクター・音声スタッフ・アシスタント

撮影当日に会場に来るスタッフの人数と役割は、イベントの規模によって異なります。

規模

スタッフ構成

人数

小規模

カメラマン

1名

中規模

カメラマン+カメラアシスタント

2名

大規模

ディレクター+カメラマン2名+音声スタッフ+アシスタント

4〜5名

それぞれの役割を簡単に説明します。

カメラマンは文字どおりカメラを操作して撮影を行う人です。イベントの流れを把握し、「ここぞ」というタイミングで最適なアングルで撮影します。

ディレクターは撮影全体の指揮を執る「現場監督」です。カメラマンに「次はこのアングルで」と指示を出したり、イベントの進行に合わせて撮影の段取りを調整したりします。大規模な撮影では欠かせない存在です。

音声スタッフは音響機材の操作と音声の収録を専門に担当します。ピンマイクの装着、音声レベルの調整、バックアップ録音などを行い、クリアな音声を確保します。

カメラアシスタントはカメラマンの補助を行います。機材の運搬・セッティング、バッテリーやメモリーカードの交換、照明の調整などを担当します。

音声機材の重要性|「映像より音で失敗する」を防ぐために

イベント撮影で最も多い失敗は「映像はキレイに撮れたが、登壇者の声が聞き取れない」というケースです。映像の画質は多少粗くても内容は伝わりますが、音声が聞き取れないと動画としての価値がほぼゼロになります。

音声の失敗を防ぐために使われる主な機材を紹介します。

機材

特徴

使いどころ

ピンマイク

登壇者の襟元に小さなマイクをクリップで装着

セミナー・講演で最も一般的。声を確実に拾える

ガンマイク

カメラの上部に取り付け、特定方向の音をピンポイントで拾う

カメラから中距離の音を拾いたい場合

ワイヤレスマイク

電波でマイクとカメラ(またはレコーダー)をつなぐ

動き回る登壇者や、壇上以外で話す場面に有効

ICレコーダー

登壇者の近くに置いて音声をバックアップ録音

マイクの電池切れや接触不良に備えた安全策

ポイントは、「音声はカメラだけに頼らず、別の機材でも録音しておく」という二重の安全策を取ることです。特に30人以上の会場では、カメラの内蔵マイクだけに頼ると、空調の音や参加者のザワつきに登壇者の声がかき消されるリスクがあります。

見積もりの段階で「うちのイベントは○人規模で○○という会場で行います。音声機材はどのレベルが必要ですか?」と制作会社に相談しましょう。プロであれば、会場の条件に応じた最適な音声収録プランを提案してくれます。

撮影当日のタイムライン例(中規模セミナーの場合)

50人規模のセミナーを2台のカメラで撮影する場合の、当日の流れの一例です。

時間

作業内容

イベント開始の2時間前

制作スタッフが会場入り。機材の搬入を開始

開始1.5時間前

カメラ2台のセッティング、三脚の位置決め、照明の確認

開始1時間前

音声機材のセッティング、ピンマイクのテスト

開始30分前

テスト撮影・音声テスト。登壇者にピンマイクを装着

開始15分前

最終チェック。カメラの画角・音声レベルの最終調整

イベント開始

本番撮影開始。全体カメラは固定、フォローカメラは状況に応じて切り替え

イベント中

講演内容・参加者のリアクション・質疑応答・交流の様子を撮影

イベント終了

撮影終了。集合写真撮影(ご要望があれば)

終了後30分〜1時間

機材の撤収・搬出。データのバックアップ確認

重要なのは、制作スタッフはイベント開始の1.5〜2時間前に会場入りするという点です。機材のセッティングとテスト撮影に十分な時間を確保することが、撮影の成功を左右します。イベントの開始時間が決まったら、制作会社には早めに会場の使用可能時間を伝えましょう。


撮影前の準備|制作会社に依頼してから当日までにやること

撮影当日を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。「制作会社に任せておけば大丈夫」という部分も多いですが、依頼する側が準備しておくべきこともあります。ここでは、依頼から撮影当日までの流れと、各段階で何を準備すればよいかを解説します。

ステップ1:ヒアリング・打ち合わせ(イベント開催の2〜4週間前)

制作会社との最初の打ち合わせでは、以下の情報を共有します。

イベントの基本情報として、開催日時、会場の名前と住所、参加予定人数、イベントのプログラム(何時に何をやるか)を伝えます。

動画の目的と活用方法として、記録映像(フル収録)が欲しいのか、ダイジェスト映像が欲しいのか、両方必要か。完成した動画をどこで使うのか(SNS、HP、社内共有、営業資料など)を伝えます。

仕上がりイメージとして、参考にしたい動画のURLがあれば共有します。「こういう雰囲気にしたい」「こんなテイストが好み」という情報は、制作会社にとって非常に参考になります。

予算感として、大まかでよいので「○万円くらいで考えている」と伝えると、制作会社側がその予算内で最適なプランを提案しやすくなります。

ステップ2:ロケハン・会場下見(イベント開催の1〜2週間前)

「ロケハン」とは、撮影前に会場を下見することです。可能であれば制作会社のスタッフと一緒に会場を訪れ、以下のポイントを確認します。

確認すべきポイントとして、カメラを設置できるスペース(後方中央が理想)、電源コンセントの位置と数、会場の照明環境(暗すぎないか、逆光にならないか)、音響環境(エコーが強くないか、空調音が大きくないか)、ステージとカメラの距離、来場者の動線(カメラの前を人が横切らないか)を確認します。

会場が遠方で直接下見ができない場合は、会場の写真・図面・公式サイトのフロアマップを制作会社に共有するだけでも大きな助けになります。

ステップ3:進行表・タイムテーブルの共有

制作会社にとって最も重要な事前資料が「進行表(タイムテーブル)」です。「何時に何が起きるか」がわかっていれば、カメラマンは各シーンに合わせて最適なポジションを取り、重要な瞬間を確実に撮影できます。

進行表に含めていただきたい情報は以下のとおりです。

項目

内容

プログラムの時間割

開会挨拶○時○分〜、基調講演○時○分〜、パネルディスカッション○時○分〜 等

登壇者の名前と肩書き

テロップ表記に使用するため正確な表記で

特に撮影してほしいシーン

社長挨拶、表彰の瞬間、集合写真、来場者インタビューなど

撮影NGのシーン

機密情報を扱うセッション、撮影を望まない参加者のいるエリアなど

直前の変更(登壇者の追加・時間変更など)があった場合も、必ず制作会社に連絡してください。進行表の変更が共有されないまま本番を迎えると、撮り逃しの原因になります。

ステップ4:登壇者・出演者への撮影許可の確認

外部から招いた講師やゲスト登壇者がいる場合、撮影と動画公開について事前に許可を取得しておく必要があります。

確認しておくべきポイントは3つです。

1つ目は撮影の可否です。 登壇中の様子を動画で撮影してよいか、写真に撮ってよいかを確認します。

2つ目は公開範囲です。 完成した動画を「社内限定で使用する」のか、「自社のSNSやHPで一般公開する」のか、「YouTube等の動画プラットフォームにアップロードする」のかによって、許諾の範囲が変わります。

3つ目はスライド資料の利用です。 講師が使用したスライド資料には著作権があるため、動画内に資料映像を差し込む場合は、その利用についても許諾を得ておく必要があります。

これらは口頭の了承だけでなく、メールや書面で記録を残しておくことを強くおすすめします。

【チェックリスト】依頼〜撮影当日までに準備することまとめ

以下のチェックリストを社内で共有し、抜け漏れがないか確認してみてください。

No.

準備項目

対応時期

担当

1

制作会社へ問い合わせ・見積もり依頼

4週間前

自社

2

イベントの基本情報(日時・場所・人数・目的)を共有

3〜4週間前

自社

3

動画の目的・活用方法・仕上がりイメージの打ち合わせ

3〜4週間前

自社+制作会社

4

見積もり確認・契約

3週間前

自社+制作会社

5

ロケハン・会場下見(または会場情報の共有)

1〜2週間前

自社+制作会社

6

進行表(タイムテーブル)の作成・共有

1〜2週間前

自社

7

登壇者・ゲストへの撮影許可の取得

1〜2週間前

自社

8

撮影してほしいシーン・NGシーンのリストアップ

1週間前

自社

9

会場への機材搬入経路・駐車場の確認

1週間前

自社+制作会社

10

直前の進行変更があれば制作会社に連絡

前日〜当日

自社


編集の流れ|撮影素材がダイジェスト動画に仕上がるまで

撮影が終わったら、次は編集工程です。「撮影当日にお任せして、次にもらうのは完成品」というわけではなく、途中で確認・フィードバックのやり取りが発生します。ここでは、撮影後にどのような工程を経てダイジェスト動画が完成するのかを解説します。

ステップ1:素材の確認・選定(撮影翌日〜3日)

撮影で収録した全素材を制作会社がチェックし、ダイジェスト動画に使用する「ハイライトシーン」をピックアップする工程です。

2台以上のカメラで撮影した場合は、同じ場面でも複数のアングルの映像があるため、「全体の引き」と「登壇者のアップ」のどちらを使うか、あるいは切り替えるかを選定します。

この段階では依頼者側の作業は基本的にありませんが、「このシーンは必ず入れてほしい」「このシーンはカットしてほしい」といった要望があれば、早めに伝えておくと編集がスムーズに進みます。

ステップ2:構成・編集方針の決定

制作会社からダイジェスト動画の構成案が提示されます。ここで決めるのは主に以下の内容です。

決定事項

内容

動画の尺

1分、3分、5分など。用途に応じて設定

全体の構成

時系列で流す?テーマ別にまとめる?

テロップのデザイン

フォント、色、配置、表示する情報(登壇者名、セッション名等)

BGMの方向性

明るくアップテンポ?落ち着いた雰囲気?企業のブランドイメージに合うもの

ナレーションの有無

プロのナレーションを入れるか、テロップだけで構成するか

構成案に対して「もう少し短くしたい」「この部分を強調したい」といったフィードバックがあれば、この段階で伝えましょう。編集作業に入ってからの大幅な方向転換は、追加費用や納期遅延の原因になります。

ステップ3:カット編集・テロップ・BGM付け(5〜10日)

構成が確定したら、実際の編集作業に入ります。

撮影素材からハイライトを切り出し、テンポよくつなぎ合わせます。登壇者の名前・肩書き・セッション名などをテロップとして挿入し、BGMや効果音を追加します。映像全体の明るさ・色味を調整(カラーグレーディング)して、プロフェッショナルな仕上がりに整えます。

この工程が最も時間がかかり、一般的に5〜10日程度です。

ステップ4:初稿確認・修正(2〜5日)

編集が完了した初稿が制作会社から提出されます。依頼者はこの初稿を確認し、フィードバックを返します。

初稿確認でよくある修正依頼としては、テロップの文字の修正(名前の漢字、肩書きの表記)、特定のシーンの差し替えや追加、BGMの変更(もう少し明るい曲にしたい、等)、全体のテンポ感の調整などがあります。

通常は2回程度の修正を経て最終版が完成します。多くの制作会社では「修正2回まで無料、3回目以降は有料」といったルールを設けていますので、契約時に確認しておきましょう。

ステップ5:最終納品

修正が完了した最終版を各種フォーマットで納品します。

用途

ファイル形式

備考

SNS投稿用(Instagram、YouTube等)

MP4(フルHD・H.264)

縦型リサイズ版が必要な場合は別途

HP埋め込み用

MP4(フルHD)

軽量版を用意する場合もあり

社内共有・プレゼン用

MP4 または MOV(高解像度)

大画面投影にも耐える高画質版

アーカイブ保存用

MOV(ProRes等の高品質コーデック)

将来の再編集に備えた元データ

SNSに投稿したい場合は、Instagram用の縦型(9:16)やYouTube用の横型(16:9)など、配信先に合わせたリサイズ版を同時に納品してもらうと便利です。

【フロー図】撮影日から納品までの全体スケジュール

中規模セミナー(50人・カメラ2台・ダイジェスト3分)の場合の一般的なスケジュールです。

日程

工程

担当

撮影当日

本番撮影

制作会社

撮影翌日〜3日後

素材確認・ハイライト選定

制作会社

3〜5日後

構成案の提出・確認

制作会社→自社で確認

5〜15日後

カット編集・テロップ・BGM付け

制作会社

15〜17日後

初稿の提出・確認・フィードバック

制作会社→自社で確認

17〜20日後

修正作業

制作会社

20〜21日後

最終版の納品

制作会社→自社

撮影日から最終納品まで、約2〜3週間が一般的な目安です。「イベントの翌週にはSNSに投稿したい」といった急ぎの場合は、事前にスケジュール感を制作会社に相談しておきましょう。特急対応が可能な場合もあります。


完成したダイジェスト動画の活用方法7選|撮って終わりにしない

ダイジェスト動画が完成したら、ぜひ「撮って終わり」にせず、さまざまな場面で活用してください。1本のダイジェスト動画は、使い方次第で何倍もの価値を生み出します。

① SNS(Instagram・YouTube・TikTok)での発信

1〜2分のダイジェスト動画はSNSとの相性が抜群です。イベントの臨場感あふれる映像は、テキストや写真の投稿とは比較にならないエンゲージメント(いいね・コメント・シェア)を獲得できます。

Instagramリールやtiktokに投稿する場合は、横型のダイジェスト映像を縦型(9:16)にリサイズした短尺版を別途制作すると効果的です。YouTubeには横型のフルバージョンをそのまま投稿できます。

② 自社HPへの掲載

自社HPの「イベント実績」ページや「ニュース・お知らせ」ページにダイジェスト動画を埋め込むことで、訪問者の滞在時間が伸び、SEO(検索順位の向上)にもプラスの効果が期待できます。

「こんなイベントを主催している会社なんだ」という信頼感は、HPを訪れた見込み客や求職者に強い印象を残します。

③ 次回イベントの集客・告知ツール

「前回のセミナーはこんな雰囲気でした」とダイジェスト動画を見せるだけで、次回イベントへの参加ハードルがぐっと下がります。

メルマガやDMに動画のリンクを貼る、SNS広告のクリエイティブとして使う、イベントページに埋め込む。文章だけの案内と比べて、動画付きの告知は集客力に大きな差が出ます。

④ 営業資料・提案書への埋め込み

BtoB企業にとって、自社セミナーや商品発表会のダイジェスト映像は強力な営業ツールです。

「当社はこのようなセミナーを定期開催しており、毎回○名の方にご参加いただいています」と映像を見せることで、文字の資料だけでは伝わらない企業の実力と信頼性を視覚的にアピールできます。

⑤ 採用活動での活用

社内表彰式やキックオフミーティング、社員旅行のダイジェスト映像は、企業の社風や雰囲気をリアルに伝える最高の採用コンテンツになります。

求職者が最も知りたいのは「この会社で実際に働くとどんな雰囲気なのか」です。社員が笑顔で交流している映像、表彰されて喜ぶ社員の姿は、採用サイトの文章や写真では伝えきれない「空気感」を伝えてくれます。

⑥ アーカイブ配信(オンデマンド配信)

フル収録版の記録映像を自社の会員サイトや限定URLで公開し、当日参加できなかった方向けにオンデマンド配信する方法です。

視聴にあたってメールアドレスの登録を求める形にすれば、リード(見込み顧客の連絡先情報)の獲得にもつながります。セミナーの価値を1回限りで終わらせず、継続的に集客・リード獲得に活用できる仕組みです。

⑦ 社内共有・社内報

全国に拠点がある企業や、グループ会社が多い企業では、本社で開催したイベントの様子を支店・工場・グループ会社に共有する社内報コンテンツとしても有効です。

テキストと写真だけの社内報より、ダイジェスト動画付きの社内報のほうが圧倒的に閲覧率が高く、社員のエンゲージメント向上にもつながります。


イベント撮影で失敗しないための5つの注意点

初めてイベント撮影を依頼する方が特に気をつけるべきポイントを5つにまとめました。どれも「事前に知っていれば防げた」という類の失敗ばかりです。

① 音声収録の手配を後回しにしない

繰り返しになりますが、イベント撮影で最も多い失敗は「映像はキレイに撮れたが、音声が聞き取れない」というケースです。

映像は画質が多少落ちても内容は伝わりますが、登壇者の声が割れていたり、会場の反響音にかき消されていたりすると、動画としての価値はほぼなくなります。

見積もりの段階で「この会場の規模なら、音声機材はどのレベルが必要ですか?」と制作会社に相談してください。費用を抑えたい場合でも、音声だけはケチらないことをおすすめします。

② 撮影NGシーンと肖像権・著作権を事前に確認する

イベントには「動画に映りたくない参加者」や「スライド資料を外部公開されたくない講師」がいる可能性があります。

特に以下の3点は、トラブルを防ぐために必ず事前に確認しておきましょう。

確認事項

具体的なアクション

参加者の肖像権

イベント申込時に「撮影が入ること」「動画を公開する可能性があること」を告知する。当日も会場入口に撮影に関する掲示を行う

登壇者の撮影・公開許可

撮影の可否、動画の公開範囲(社内のみ?SNS公開?)をメールまたは書面で事前に確認

スライド資料の著作権

外部講師のスライドを動画内に使用する場合は、講師から利用許諾を得る

③ 進行表を制作会社に共有する(直前変更も含めて)

進行表(タイムテーブル)がないまま撮影当日を迎えると、カメラマンは「次に何が起きるかわからない」状態で撮影することになり、重要な瞬間の撮り逃しリスクが格段に高まります。

「表彰の瞬間を撮ってほしかったのに、カメラマンがバッテリー交換中だった」「サプライズ演出があることを伝え忘れていて、撮影できなかった」といった失敗は、進行表の共有で防ぐことができます。

直前の変更(登壇者の追加、プログラムの順番入れ替えなど)が発生した場合も、前日までに制作会社に連絡してください。

④ 「ダイジェスト向きのシーン」を意識した進行設計をする

これは一歩進んだコツですが、ダイジェスト動画の完成度を大きく左右するポイントです。

イベントの進行そのものに「映像映えするシーン」を意識的に組み込んでおくと、ダイジェスト映像の仕上がりが格段に良くなります。

映像映えするシーン例

ダイジェスト動画での効果

登壇者が壇上に上がる瞬間

オープニングに使える「動き」のあるカット

参加者が真剣にメモを取っている場面

「価値のある内容だった」という印象を伝える

パネルディスカッションで議論が白熱する場面

テンポとライブ感を生む

懇親会で参加者同士が交流している場面

「楽しそう」「行ってみたい」と思わせる

集合写真の撮影

エンディングの締めカットに最適

主催者のクロージング挨拶と拍手

達成感を伝えるラストシーンに

「ダイジェスト映像を作ることを前提に進行を設計する」という視点を持つだけで、撮れ高が大きく変わります。

⑤ 納品形式と二次利用の範囲を契約時に確認する

完成した動画のデータに関して、以下の点を契約時に明確にしておきましょう。

確認事項

確認すべき内容

納品データの形式

MP4、MOVなど。用途に応じた複数形式で納品可能か

解像度

フルHD(1920×1080)か4Kか

著作権の帰属

完成動画の著作権は制作会社に残るのか、クライアントに譲渡されるのか

二次利用の範囲

SNS公開OK?自社で再編集OK?第三者への提供OK?

撮影素材(元データ)の提供

編集済み動画だけでなく、撮影した元素材のデータも受け取れるか

特に著作権の帰属と二次利用の範囲は、後々トラブルになりやすいポイントです。「SNSに投稿しようとしたら制作会社から追加料金を請求された」「素材を使って別のバージョンを作りたかったが、元データをもらえなかった」といったケースは、契約時の確認不足が原因です。


四国エリアの制作会社に依頼する3つの強み

イベント撮影を依頼する先として、東京の大手制作会社を検討される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、四国エリアでイベントを開催する企業にとっては、地元の映像制作会社に依頼するメリットが非常に大きいと当社は考えています。

① 会場への移動コストが最小限

東京の制作会社にイベント撮影を依頼すると、撮影費とは別にカメラマン2名分の往復交通費(新幹線+特急、またはフライト)と前泊の宿泊費がかかります。これだけで5万〜10万円以上の追加費用が発生することも珍しくありません。

地元の制作会社であれば、香川県内の会場なら出張費はほぼゼロ。岡山・愛媛・徳島・高知の会場でも、移動費は数千円〜2万円程度に収まります。この差額を撮影体制の充実(カメラ台数の追加や音声機材のグレードアップ)に回すこともできます。

② 事前ロケハン・会場下見のフットワークの軽さ

イベント撮影の成否を分けるのは、実は撮影当日よりも事前準備の質です。会場の照明環境、音響特性、カメラ設置位置の確認は、下見をしているかいないかで撮影の安定度が大きく変わります。

地元の制作会社であれば「来週、30分だけ会場を見に行きましょう」と気軽にロケハンを実施できます。東京の制作会社に下見を依頼すると、それだけで別途出張費がかかるか、下見なしで本番に臨むことになります。

③ 四国エリアの会場特性を知っている安心感

あなぶきアリーナ香川、サンメッセ香川、レクザムホール(香川県県民ホール)、高松商工会議所、JRホテルクレメント高松の宴会場など、四国エリアの主要なイベント会場には、それぞれ固有の特性があります。

「この会場は天井が高くて音が反響しやすい」「この部屋は窓からの自然光が強くて午後は逆光になりやすい」「この施設は電源が限られているので延長コードが必要」といった情報は、その会場での撮影経験がなければわかりません。

地元で長年撮影を行ってきた制作会社であれば、こうした会場ごとの特性をすでに把握しているため、事前準備がスムーズに進み、当日のトラブルリスクも大幅に軽減されます。


よくある質問(FAQ)

イベント撮影・ダイジェスト動画制作について、企業のご担当者様からよくいただく質問をまとめました。

Q. 撮影だけの依頼もできますか?(編集は自社で行いたい場合)

はい、可能です。撮影のみの場合は、編集費がかからない分だけ費用を抑えることができます。撮影データは通常SDカードで手渡し、またはオンラインストレージでの転送でお渡しします。データの形式(MP4、MOVなど)や解像度の希望があれば事前にお伝えください。

ただし、プロの編集なしで自社でダイジェスト映像を作ろうとすると、想像以上に時間と手間がかかるケースが多いです。「撮影+簡易編集」のセットプランを用意している制作会社もありますので、見積もり時に相談してみることをおすすめします。

Q. ダイジェスト動画の最適な長さはどのくらいですか?

用途に応じた目安は以下のとおりです。

用途

推奨尺

SNS投稿用(Instagram・TikTok)

30秒〜1分

YouTube投稿用

2〜3分

HP掲載・営業資料用

3〜5分

社内共有・社内報用

3〜5分

迷った場合は3分版を基準に制作し、そこからSNS用の1分短縮版を作る方法がコストパフォーマンスに優れています。

Q. ライブ配信とダイジェスト動画の同時制作はできますか?

はい、可能です。撮影と同時にYouTube Live等でライブ配信を行い、撮影した素材を後日編集してダイジェスト動画に仕上げる「ハイブリッド型」のご依頼は増えています。ライブ配信の追加費用は5万〜10万円程度/人が目安です。配信用の機材やインターネット回線の手配が必要になるため、事前の打ち合わせ時にご相談ください。

Q. イベント前日や直前の依頼でも対応できますか?

制作会社のスケジュール次第ですが、極力対応できるよう調整いたします。ただし、十分な事前準備(ロケハン・進行表の共有・機材の手配)ができないと撮影の質が下がるリスクがあります。通常は2〜4週間前のご相談を推奨しています。やむを得ず急ぎの場合でも、最低1週間前までにはご連絡いただけると、調整できる可能性が高まります。

Q. 写真撮影も同時にお願いできますか?

はい、対応可能です。動画の撮影チームとは別にスチール(写真)カメラマンを配置するケースが一般的です。動画と写真を別々の会社に発注するよりも、同じ制作会社に一括で依頼するほうが費用を抑えやすく、カメラマン同士の連携もスムーズです。

なお、ダイジェスト動画の撮影素材から静止画を切り出して使うことも可能ですが、動画から切り出した画像は写真専用カメラで撮影したものに比べると解像度が落ちる場合があります。印刷物に使う予定がある場合は、スチールカメラマンの同行をおすすめします。

Q. 香川県外のイベント(岡山・愛媛・徳島・高知)にも対応できますか?

当社は香川県を拠点としていますが、岡山県・愛媛県・徳島県・高知県をはじめとする四国・瀬戸内エリア全域での撮影に対応しています。近隣エリアであれば出張費を最小限に抑えた形でお伺いできますので、まずはお気軽にお問い合わせください。


まとめ|イベントの「その瞬間」を資産に変える

この記事では、イベント・セミナー撮影の費用相場、当日の撮影体制、編集の流れ、完成後の活用方法、失敗しないための注意点まで、一挙に解説しました。

改めて要点を整理します。

イベント撮影の費用は、小規模(5万〜15万円)、中規模(15万〜30万円)、大規模(50万円以上)と、イベントの規模に応じて幅があります。費用を左右する最大の要因は、カメラの台数・スタッフの人数・音声機材の有無・編集の範囲です。

撮影当日を成功させるカギは事前準備にあります。進行表の共有、ロケハン、登壇者の撮影許可取得など、依頼する側が準備すべきことをチェックリストで確認しておくことが重要です。

そして何より大切なのは、撮影した映像を「撮って終わり」にしないことです。ダイジェスト動画に仕上げてSNS・HP・営業資料・採用活動に活用することで、1回のイベントが何度も価値を生み出す「資産」に変わります。

当社は香川県を拠点に、四国・瀬戸内エリアの企業のイベント撮影・ダイジェスト動画制作を数多くお手伝いしてきました。会場の下見から当日の撮影、編集・納品まで、ワンストップで対応いたします。

「来月のセミナーを撮影してほしい」「周年記念式典のダイジェスト映像を作りたい」「まだ日程は決まっていないが、一度相談したい」など、どの段階からでもお気軽にご相談ください。


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