飲食店・旅館・ホテル向け動画制作|インバウンド集客とGoogleビジネスプロフィールに効く動画の作り方【香川県・岡山県・愛媛県・徳島県・高知県の企業向け】

コラム

2026/3/24

この記事で分かること

  • 四国の飲食店・旅館・ホテルに動画が必要な理由と最新データ

  • 業種別に使える動画の種類と費用相場

  • Googleビジネスプロフィール(GBP)に動画を投稿してMEOを強化する具体的な方法

  • 外国人観光客に刺さる動画の作り方(多言語対応・旅マエ旅ナカ旅アトの設計)

  • 撮影のコツ・制作の流れ・コストを抑えるテクニック


はじめに――四国のインバウンドは「過去最多」を更新中です

「うちみたいな小さなお店に動画なんて必要なの?」「費用が高そうで手が出ない」「何を撮ったらいいのか分からない」――こうした声を、香川県をはじめとした四国の飲食店・旅館・ホテルのオーナー様からよくいただきます。

しかし、いま四国の観光業界には大きな変化が起きています。2025年の香川県の外国人宿泊者数は約111万9千人過去最多を記録しました(出典:TBS NEWS DIG/2026年3月12日報道)。岡山県も約67万6千人と過去最多です。瀬戸内国際芸術祭2025は延べ108万人が来場し、経済波及効果は過去最高の195億円に達しました。円安、高松空港の国際線増便、万博との相乗効果――追い風はまだまだ続いています。

外国人旅行者は、旅行先を決めるときに動画を見ます。Googleマップで飲食店を探し、InstagramやTikTokで「#kagawa」「#udon」と検索し、YouTubeで旅館のルームツアーを視聴してから予約を入れます。つまり、動画がなければ「選択肢にすら入らない」時代が来ているのです。

本記事では、動画制作がまったく初めてという経営者の方でも「何を」「いくらで」「どうやって」作り、「どこに」出せばいいかが分かるよう、費用・種類・撮影のコツ・Googleビジネスプロフィール活用法・多言語対応まで、すべて網羅して解説します。


1. なぜ今、四国の飲食店・旅館・ホテルに動画が必要なのか

1-1. 数字で見る四国インバウンドの急成長

指標

数値

出典

香川県の外国人宿泊者数(2025年)

約111万9千人(過去最多)

TBS NEWS DIG

岡山県の外国人宿泊者数(2025年)

約67万6千人(過去最多)

山陽新聞

香川県の県外観光客入込数(2024年)

約926万2千人(前年比+3.5%)

香川県観光客動態調査

瀬戸内国際芸術祭2025 来場者数

延べ約108万人

KSB報道

同 経済波及効果

約195億円(過去最高)

瀬戸芸実行委員会

四国全体の外国人宿泊者(2025年)

前年比 約1.5倍ペース

四国運輸局

香川県のインバウンド人気スポットは栗林公園、金刀比羅宮、四国水族館、小豆島オリーブ公園、丸亀城などです。「讃岐うどん」は世界的な知名度があり、飲食店にとっても大きなチャンスが広がっています。

1-2. 動画が外国人旅行者に刺さる3つの理由

① 言語の壁を超える。 日本語が読めない外国人でも、動画であれば「おいしそう」「きれい」「行ってみたい」と直感的に伝わります。1分間の映像には文字に換算して約180万語分の情報量があるとされ、写真やテキストとは比較にならない訴求力があります。

② SNSで世界中に拡散される。 TikTokやInstagramリールは、フォロワーが少なくても「おすすめ」に表示されれば数万〜数十万再生に到達します。ハッシュタグ「#japantravel」「#kagawaudon」などで海外ユーザーに直接リーチでき、広告費ゼロでも認知が広がる可能性があります。

③ Googleマップで来店を後押しする。 外国人旅行者の多くは滞在中のレストランや宿泊先をGoogleマップで検索します。動画が掲載されている店舗は、写真のみの店舗に比べて来店率が10〜30%向上するというデータもあります。
Googleビジネスプロフィールの動画投稿は無料で、投資対効果が非常に高い施策です。

1-3. 四国はまだ「先行者優位」が狙える

東京・大阪・京都の飲食店やホテルでは、プロモーション動画は当たり前の存在になっています。しかし四国エリアでは、動画を本格的に活用している飲食店や宿泊施設はまだ少数です。だからこそ今始めれば、同業他社より一歩先に出ることができます。


2. 飲食店・旅館・ホテルで使える動画の種類7選

「動画を作りたいけど、何を撮ればいいのか分からない」という方のために、業種別に使える動画タイプを7つご紹介します。

#

動画の種類

どんな内容?

おすすめ業種

尺の目安

費用目安(税別)

施設紹介動画

外観→エントランス→客室→大浴場→レストランと、施設の全体像をひと目で伝える映像

旅館・ホテル

1〜3分

20万〜80万円

メニュー・料理紹介動画

調理シーン+盛り付け+実食の"シズル感"で「おいしそう!」を引き出す映像

飲食店・旅館

15秒〜1分

5万〜30万円

客室・部屋タイプ紹介動画

各タイプの室内をウォークスルーで見せ、予約時の比較検討を助ける映像

旅館・ホテル

30秒〜2分

10万〜40万円

体験・アクティビティ動画

うどん打ち体験、温泉、瀬戸内クルーズ、アート巡りなど"コト消費"を疑似体験させる映像

全業種

30秒〜2分

10万〜50万円

スタッフ紹介・接客風景動画

おもてなしの雰囲気を伝え、安心感と親近感を醸成する映像

全業種

30秒〜1分

5万〜20万円

周辺観光・アクセス動画

最寄駅からの道順、近隣観光スポットの紹介で「ついでに行ってみよう」を促す映像

旅館・ホテル

1〜3分

10万〜30万円

SNSショート動画

上記の素材を15〜60秒に再編集し、Instagram・TikTok・YouTube Shorts向けに最適化した映像

全業種

15〜60秒

3万〜15万円/本

ポイント: 1回の撮影で複数タイプの動画素材を同時に撮ることができます。たとえば、旅館で1日撮影すれば、①施設紹介+③客室紹介+②料理紹介+⑦SNSショート数本分の素材を一度に確保できます。これが後述する「まとめ撮り」のコスト削減テクニックです。


3. Googleビジネスプロフィール(GBP)×動画でMEO効果を高める方法

Googleビジネスプロフィール(以下GBP)とは、Googleマップや Google検索に表示されるお店の情報ページのことです。飲食店や宿泊施設の集客において最も重要な無料ツールのひとつであり、ここに動画を掲載することでMEO(Map Engine Optimization=Googleマップでの検索上位表示)を強化できます。

3-1. GBPに投稿できる動画の仕様

まず、GBPに動画を投稿する際のルールを押さえましょう。

項目

条件

最大再生時間

30秒以内

ファイルサイズ

75MB以下

解像度

720p(1280×720ピクセル)以上

ファイル形式

MP4推奨

効果的な長さ

15秒以内が視聴完了率で有利

30秒を超える動画はアップロードできません。短い時間の中で、お店や施設の魅力を端的に伝える工夫が必要です。

3-2. GBP動画がMEOに効く3つの理由

理由① クリック率・来店率の向上。 GBPに動画を掲載している店舗は、写真のみの店舗に比べて電話タップ・ルート検索・ウェブサイトクリックなどのアクション率が高い傾向があります。動画を見た人は「ここに行こう」と決断しやすくなるためです。

理由② 「鮮度シグナル」で検索順位が安定。 Googleは、頻繁に更新されているプロフィールを「活発なビジネス」と認識します。週1〜2回のペースで動画や写真を投稿し続けることが、検索順位の維持・向上につながります。

理由③ 滞在時間の延長。 ユーザーがGBP上で動画を再生すると、そのプロフィールへの滞在時間が伸びます。Googleは「このお店は関連性が高い」と判断し、表示優先度を上げる可能性があります。

3-3. 業種別おすすめGBP動画ネタ

「30秒で何を見せればいいの?」という方のために、業種別のネタをまとめました。

業種

動画ネタ例

撮影のコツ

飲食店

看板メニューの調理シーン(うどんを茹でる湯気、出汁をかける瞬間)/ 店内の雰囲気(カウンター・座敷)/ 季節限定メニューのお披露目

逆光・半逆光で湯気や照りを美しく見せる。音声をONにして「ジュー」「グツグツ」を収録すると効果大

旅館

客室のウォークスルー(襖を開けて入る動線)/ 露天風呂の湯けむりと景色 / 夕食の懐石料理を一品ずつ見せる

自然光が入る時間帯(朝・夕方)を狙う。浴衣姿のモデルがいると雰囲気がアップ

ホテル

ロビー→エレベーター→客室の導線を見せるウォークスルー / 朝食ビュッフェの全景 / 屋上やテラスからの眺望

ジンバル(手ブレ補正機材)を使った滑らかな移動撮影が鍵。窓からの景色は露出を調整して白飛びを防ぐ

3-4. 投稿するときの5つのコツ

コツ① 冒頭3秒で最もインパクトのあるカットを。 Googleマップ上では動画がサムネイルで並ぶため、再生してすぐに目を引く映像(料理のアップ、絶景、湯気が立ち上る瞬間など)を配置しましょう。

コツ② テキストオーバーレイで店名・メニュー名を表示。 多くのユーザーはミュート(無音)で動画を再生します。音声がなくても伝わるよう、大きめの文字で情報を画面に載せましょう。

コツ③ 投稿文にキーワードを含める。 動画をアップするときの説明文に「香川 うどん」「高松 ホテル」「Kagawa sushi」など、お客様が検索しそうなキーワードを自然な文章で含めましょう。MEO効果が高まります。

コツ④ 投稿頻度は週1〜2回を目標に。 無理に毎日投稿する必要はありません。週1〜2回の定期投稿が最も効率よくMEO効果を発揮します。月曜のランチ前や金曜の夕方など、ユーザーが「今週末どこに行こう?」と考えるタイミングが効果的です。

コツ⑤ 口コミへの返信と組み合わせる。 GBPは動画だけでなく、口コミ返信やQ&A、最新情報の投稿など、プロフィール全体の情報量が多いほど検索に有利です。動画投稿と合わせて、口コミへの丁寧な返信(できれば英語でも)を習慣化しましょう。


4. インバウンド集客に効く動画制作 5つのポイント

ここからは、外国人観光客に「行きたい!」「泊まりたい!」「食べたい!」と思わせる動画を作るための具体的なポイントを解説します。

4-1. 多言語対応は「字幕」がコスパ最強

外国人に動画を届けるうえで避けて通れないのが「言葉」の問題です。多言語対応の方法は大きく2つあります。

方法

内容

費用目安(1言語あたり)

メリット

デメリット

字幕(テロップ)追加

動画内に翻訳テキストを焼き込む、またはYouTubeの字幕機能で対応

1万〜5万円

低コスト、複数言語に展開しやすい

文字が読めない人には届かない

ナレーション吹替

ネイティブスピーカーが外国語で音声を録音

5万〜15万円

リッチな印象、没入感が高い

コストが高い、修正が大変

おすすめは字幕です。英語・中国語(簡体字)・韓国語の3言語に対応すれば、訪日外国人の約80%をカバーできます。近年はAI翻訳の精度が向上しており、AI翻訳+ネイティブチェックの組み合わせで品質とコストのバランスが取れます。字幕翻訳の料金相場は10分間の動画で約2万〜5万円、1〜3分の短尺であれば1万〜3万円程度です。

4-2. 「言葉に頼らない」映像設計が基本

字幕をつける以前に、映像そのもので伝わる設計にすることが大前提です。

  • 調理の手元、湯気、炎、盛り付け → 食の魅力はビジュアルで100%伝わります

  • 笑顔のスタッフ、くつろぐ宿泊客 → おもてなしの雰囲気は表情で伝わります

  • 瀬戸内の海、讃岐平野の風景、直島のアート → 四国の美しさは言葉不要です

  • BGMは著作権フリーの和風テイスト → 琴や尺八の音色が「日本らしさ」を演出します

テロップは最小限にとどめ、アイコンやピクトグラム(箸マーク、温泉マーク、ベッドマークなど)で補助すると、どの国の人にも直感的に内容が伝わります。

4-3. 「旅マエ・旅ナカ・旅アト」で使い分ける

外国人旅行者の行動は、大きく3つのフェーズに分かれます。それぞれのフェーズで最適な動画と配信先が異なります。

フェーズ

旅行者の心理

目的

最適な動画

配信先

旅マエ(計画段階)

「どこに行こう?」「何を食べよう?」

認知・興味喚起

施設紹介動画、体験動画(1〜3分)

YouTube、Instagram、自社HP、OTA(Booking.com等)

旅ナカ(滞在中)

「近くにいいお店ない?」「今夜の宿どうしよう」

来店・予約促進

GBP動画、SNSショート(15〜30秒)

Googleマップ、Instagram、TikTok

旅アト(帰国後)

「あの旅よかったな」「友達にもおすすめしたい」

口コミ拡散・リピート

UGC風レビュー動画、思い出ダイジェスト

SNS、口コミサイト(TripAdvisor等)

特に飲食店は「旅ナカ」が重要です。旅行中の外国人はGoogleマップで「ramen near me」「udon Kagawa」と検索して飲食店を探します。ここにGBP動画が表示されれば、来店の決め手になります。

旅館・ホテルは「旅マエ」が最重要です。宿泊先は事前に予約するため、YouTubeやOTAで比較検討するタイミングで目に留まる必要があります。

4-4. SNSプラットフォーム別の最適設計

動画を配信するSNSによって、最適な画面サイズ・尺・表現が異なります。

プラットフォーム

画面比率

推奨尺

ポイント

Instagram(リール)

9:16(縦型)

15〜30秒

ハッシュタグ「#kagawa」「#japanfood」「#ryokan」で海外ユーザーにリーチ。ストーリーズのハイライトにも保存

TikTok

9:16(縦型)

15〜60秒

トレンド音源を活用。UGC風(スマホで撮ったような自然な映像)が拡散されやすい

YouTube Shorts

9:16(縦型)

60秒以内

ショート動画から通常動画(施設紹介フル版)へ誘導できる。多言語字幕設定が容易

YouTube(通常動画)

16:9(横型)

1〜5分

検索流入を狙えるため「旅マエ」に最適。タイトルや概要欄を英語併記にするとリーチ拡大

Googleビジネスプロフィール

横型推奨

30秒以内(15秒推奨)

MEO強化、来店直前ユーザーに直接リーチ

4-5. 「体験」と「四国らしさ」を前面に出す

外国人旅行者が日本に求めているのは「ここでしかできない体験」です。四国には世界に誇れる素材が数多くあります。

  • 讃岐うどん:製麺体験→茹で上げ→実食のストーリー

  • 瀬戸内の海と島々:直島のアート、小豆島のオリーブ畑、しまなみ海道

  • 温泉文化:道後温泉、こんぴら温泉、大歩危祖谷温泉

  • お遍路:白装束で歩く巡礼文化

  • 地元の食材:オリーブハマチ、骨付鳥、鯛めし、かつおのタタキ

  • 伝統工芸:香川漆器、丸亀うちわ、阿波藍染め

これらを動画に盛り込み、起承転結のストーリー(到着→体験→食事→満足の笑顔)で見せることで、視聴者の「行ってみたい」を強く引き出すことができます。


5. 費用相場と見積もりの読み方

5-1. 業種×動画タイプ別 費用早見表

動画タイプ

簡易

標準

ハイクオリティ

施設紹介(1〜3分)

20万〜40万円

40万〜80万円

80万〜150万円

メニュー・料理紹介(15秒〜1分)

5万〜15万円

15万〜30万円

30万〜50万円

客室ウォークスルー(30秒〜2分)

10万〜25万円

25万〜40万円

40万〜80万円

体験・アクティビティ(30秒〜2分)

10万〜25万円

25万〜50万円

50万〜100万円

SNSショート(15〜60秒/本)

3万〜8万円

8万〜15万円

15万〜30万円

GBP用短尺動画(15秒/本)

2万〜5万円

5万〜10万円

多言語字幕追加(1言語あたり)

1万〜3万円

3万〜5万円

5万〜10万円

簡易 = カメラマン1名、簡易照明、テロップ・BGM付き編集。個人経営の飲食店やゲストハウスに最適。

標準 = カメラマン+ディレクター、本格照明・音声、構成から提案。中規模の旅館やビジネスホテルにおすすめ。

ハイクオリティ = 複数カメラ、ドローン、モデルキャスティング、ナレーション、カラーグレーディング。ブランドイメージを重視するリゾートホテルや高級旅館向け。

5-2. 見積もり内訳の主要項目

動画制作の見積書に出てくる主な項目を、初めての方でも分かるように解説します。

項目

内容

費用目安

企画・構成費

撮影前の打ち合わせ、動画の台本・絵コンテ作成

5万円〜

ディレクション費

撮影当日の現場指揮、品質管理

全体の約15〜20%

撮影費(人件費)

カメラマン・音声スタッフの人件費

半日3〜7万円、1日5〜15万円

撮影費(機材費)

カメラ、照明、ジンバル、ドローン等

基本装備は含む場合が多い。ドローンは別途2〜5万円

編集費

カット編集、テロップ挿入、BGM、カラー調整

5万〜20万円

ナレーション費

日本語ナレーション

スタジオ録音 5〜7万円、宅録 1.5〜3万円

多言語字幕・翻訳費

英語・中国語・韓国語等の字幕作成

1言語あたり1万〜5万円

出張費

香川県内は無料〜数千円が一般的。四国他県は5千〜2万円

距離に応じて変動

見積もりチェックのコツ: 「撮影費」と「編集費」が全体の50〜70%を占めるのが一般的です。見積もりをもらったら、この2項目の内訳を確認しましょう。「一式」としか書かれていない場合は、詳細を聞くことをおすすめします。

5-3. 費用を抑える5つのコツ

コツ① まとめ撮りで単価を半減。 1日の撮影で「施設紹介+料理紹介+客室紹介+GBP用ショート4本」をまとめて撮影すれば、1本あたりのコストを大幅に削減できます。1本ずつ別日に撮るのと比べて、撮影費を40〜60%カットできるケースもあります。

コツ② ワンソース・マルチユースで素材を使い倒す。 1回の撮影で得た3分間のフル素材から、GBP用15秒×4本、Instagramリール用30秒×2本、YouTube用3分×1本を切り出す――こうすることで、実質的な制作コストを1/3〜1/2に圧縮できます。

コツ③ SNSショートは月額プランで。 月4本×3ヶ月のような継続契約にすると、1本あたりの単価が下がる場合があります。まずは制作会社に相談してみてください。

コツ④ AI翻訳+ネイティブチェックで字幕コスト削減。 全文をプロの翻訳者に依頼するのではなく、AI翻訳で下訳を作り、ネイティブスピーカーが最終チェックする方式にすると、翻訳コストを30〜50%抑えられます。


6. 制作の流れ――企画から公開まで

「動画制作って大変そう……」と思われるかもしれませんが、実際にオーナー様にお願いすることは限られています。以下が標準的な流れです。

ステップ

内容

期間目安

オーナー様にお願いすること

① ヒアリング

目的(インバウンド集客?予約増?)、ターゲット(どの国?どの客層?)、予算、掲載先の確認

1〜3日

お店のこだわり・見てほしいポイントを教えてください

② 企画・構成

動画の構成案(絵コンテ)、撮影リスト、タイムテーブル作成

3〜7日

構成案の確認・承認

③ ロケハン

店舗・施設の下見。照明環境、電源位置、撮影NGエリアの確認

半日〜1日

現地の案内(営業時間外が理想)

④ 撮影

施設紹介+料理撮影+スタッフインタビュー等

半日〜1日

通常通りの営業・調理をしていただくだけでOK

⑤ 編集・初稿

カット編集、テロップ挿入、BGM、カラーグレーディング

7〜14日

特になし(お待ちいただく期間)

⑥ 字幕・翻訳

日本語テロップ確定後、多言語字幕を作成

3〜7日

翻訳する言語の指定

⑦ 修正・最終納品

フィードバック反映、各フォーマット(GBP用・SNS用・HP用等)で書き出し

3〜5日

初稿を確認して修正点をフィードバック

⑧ 公開・配信

GBP投稿、SNS投稿、HP埋め込み、OTA掲載

随時

SNSアカウント情報の共有(投稿代行の場合)

全体で約3〜5週間が標準的なスケジュールです。急ぎの場合は2〜3週間に短縮できるケースもあります。まとめ撮りの場合、1日の撮影で複数動画分の素材を確保できるため、全体の工期も効率化されます。


7. 撮影のコツ――プロが意識するポイント

制作会社に依頼する場合でも、「どんな映像が効果的か」を知っておくと打ち合わせがスムーズです。

7-1. 飲食店の料理撮影

照明が命です。 料理を「おいしそう」に見せる最大のポイントは光の方向です。料理の斜め後ろ(逆光〜半逆光)から光を当てると、湯気が際立ち、ソースの照りやツヤが美しく出ます。蛍光灯の真下で正面から撮ると、のっぺりとした印象になるので避けましょう。

動きを撮る。 静止画と動画の最大の違いは「動き」です。うどんを箸で持ち上げる瞬間、出汁をかける瞬間、鉄板の上で肉がジュッと焼ける瞬間――こうした「シズル感」のある動きが、視聴者の食欲を直接刺激します。

音も活用する。 「ジュー」「グツグツ」「サクッ」といった調理音は、ミュートで見るSNSでは使えませんが、YouTubeやHP掲載用の動画では強力な武器になります。マイクで調理音を丁寧に収録しましょう。

7-2. 旅館・ホテルの施設撮影

ウォークスルーで「疑似体験」を。 玄関をくぐり、廊下を歩き、障子を開けて客室に入る――この一連の流れをワンカットで見せると、視聴者は自分がその場にいるかのような感覚を得られます。ジンバル(手ブレ補正機材)を使って滑らかに撮影するのがポイントです。

ゴールデンタイムを狙う。 旅館やホテルの映像が最も美しくなるのは、早朝と夕方(マジックアワー)です。朝日が射し込む客室、夕焼けに染まる露天風呂、ライトアップされた庭園——こうした光のドラマがプロ品質の映像を生みます。

人の気配を入れる。 空っぽの客室より、浴衣を着た人が窓辺でくつろいでいる映像のほうが、「自分もこんな風に過ごしたい」という感情が生まれます。スタッフや協力者にモデルになってもらい、さりげない「人の気配」を映像に入れましょう。

7-3. 共通のポイント

冒頭3秒がすべてを決める。 SNSでもGBPでも、最初の3秒で「見続けたい」と思わせなければスクロールされてしまいます。最もインパクトのあるカット(料理のアップ、絶景、笑顔)を冒頭に配置しましょう。

1動画1メッセージ。 1本の動画にあれもこれも詰め込むと、結局何も伝わりません。「この動画は施設の雰囲気を伝える」「この動画は看板メニューを見せる」と、1本につき1つのメッセージに絞ることが大切です。


8. 完成動画の活用先と効果の最大化

せっかく作った動画を1か所にしか掲載しないのはもったいないことです。以下の6つの活用先にマルチ展開しましょう。

#

活用先

期待できる効果

掲載フォーマット

Googleビジネスプロフィール

MEO強化、来店直前ユーザーへの訴求

横型30秒以内(MP4)

自社ホームページ

ページ滞在時間の延長、予約CVR(転換率)向上

横型1〜3分(YouTube埋め込み推奨)

Instagram / TikTok

認知拡大、海外リーチ、UGC(ユーザー投稿)の誘発

縦型9:16、15〜60秒

YouTube

検索流入、ブランディング、多言語字幕での海外訴求

横型16:9、1〜5分

OTA(Booking.com / じゃらん / 一休等)

予約率向上、他施設との差別化

各OTAの仕様に準拠

店内デジタルサイネージ / タブレット

旅ナカの追加注文促進、おすすめメニューの訴求

横型ループ再生

ワンソース・マルチユース戦略の具体イメージ

1回の撮影で得た「施設紹介フル版(3分)」の素材から、以下のように展開できます。

切り出し先

本数

用途

YouTube用フル版

3分

1本

旅マエの検索流入・ブランディング

GBP用ダイジェスト

15秒

4本

MEO強化(客室、料理、風呂、外観で各1本)

Instagramリール用

30秒

2本

海外向け認知拡大

TikTok用

45秒

1本

トレンド音源付きで拡散狙い

HP埋め込み用

1分30秒

1本

トップページの第一印象づくり

合計9本の動画を、1回の撮影+編集作業で制作できます。1本ずつバラバラに制作した場合と比較して、コストは1/3〜1/2に圧縮可能です。

効果測定の見るべき指標

動画を配信したら、定期的に効果を確認しましょう。見るべき指標は以下の通りです。

配信先

見るべき指標

改善のヒント

GBP

表示回数、アクション数(電話タップ・ルート検索・ウェブサイトクリック)

アクション数が伸びない場合は動画の冒頭カットやテキストを変えてテスト

Instagram / TikTok

再生回数、リーチ数、エンゲージメント率、プロフィール遷移数

ハッシュタグの組み合わせを変えてみる。投稿曜日・時間帯もテスト

YouTube

視聴回数、平均視聴時間、チャンネル登録者数、外部リンクのクリック数

視聴維持率が50%を下回る場合は構成を見直し、冒頭で離脱されていないか確認

自社HP

動画掲載ページの滞在時間、予約フォーム遷移率、直帰率

動画の下に予約ボタンを設置し、CTAを明確にする

月に1回、これらの数字を確認して改善サイクルを回すことで、動画の効果は着実に向上していきます。


9. 四国の制作会社に依頼するメリット

動画制作会社は全国にたくさんありますが、飲食店・旅館・ホテルの動画は地元の制作会社に依頼するメリットが特に大きいジャンルです。

メリット① 出張費を最小化できる。 香川県内の撮影であれば交通費は無料〜数千円で済みます。四国内の他県でも5千〜2万円程度です。東京の制作会社に依頼すると、往復の交通費+宿泊費だけで10万円以上かかることも珍しくありません。

メリット② 地域の"空気感"を理解している。 瀬戸内の穏やかな光、讃岐うどんの文化、おへんろの風景、島の暮らし――こうした四国ならではの「空気感」は、地元で暮らし、日常的にその景色を見ているクリエイターだからこそ映像に反映できます。

メリット③ 季節メニューの差し替え・追加撮影が容易。 飲食店のメニュー変更、旅館の季節装飾の変更、改装後の再撮影など、「ちょっと追加で撮りたい」という要望に素早く対応できるのは、近くにいる制作会社ならではの強みです。

メリット④ 対面でじっくり打ち合わせができる。 動画制作で最も大切なのは「何を伝えたいか」を制作チームと共有することです。オンラインだけでは伝わりにくいお店の雰囲気や経営者の想いを、実際に店舗を訪問して感じ取ることで、映像のクオリティが格段に上がります。


10. よくある質問(FAQ)

質問

回答

動画制作は初めてですが大丈夫ですか?

まったく問題ありません。企画・構成から撮影・編集・多言語対応まですべてお任せいただけます。事前の打ち合わせで「どんな映像にしたいか」を丁寧にヒアリングしますので、専門知識は不要です。

営業中に撮影できますか?

開店前や閉店後、休業日での撮影が基本です。ただし「お客さんで賑わう活気ある雰囲気を撮りたい」という場合は、営業中に短時間の撮影を行うことも可能です。お客様のプライバシーに十分配慮して撮影します。

多言語字幕は何語まで対応できますか?

英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の3言語が基本です。タイ語、フランス語、スペイン語など追加言語も対応可能ですのでご相談ください。

GBP用の動画だけお願いすることはできますか?

もちろん可能です。15秒×4本セットなどの短尺パッケージプランもご用意しています。まずはGBP動画から試してみたいという方におすすめです。

撮影した素材をSNSに自分たちで使い回してもいいですか?

納品データの利用範囲は契約時に取り決めます。当社では基本的にSNS・HP・GBP・OTA等での二次利用を想定した契約をご提案しています。安心してさまざまな場面でお使いください。

1本あたりの最低費用はいくらくらいですか?

GBP用の15秒ショート動画であれば2〜5万円から制作可能です。まとめ撮りを利用すれば、複数本の平均単価をさらに抑えられます。

香川県以外でも撮影できますか?

四国全域(愛媛・徳島・高知)+岡山県に対応しています。出張費は距離に応じて数千円〜2万円程度です。


まとめ

四国のインバウンド需要は過去最多を更新し続けています。香川県だけで外国人宿泊者数が111万人を超えた今、飲食店・旅館・ホテルにとって動画は「あったら良いもの」から「なければ機会損失になるもの」へ変わりつつあります。

本記事のポイントを振り返ります。

  • Googleビジネスプロフィールへの動画掲載はMEO対策として即効性があり、無料で始められます。まずは15秒のショート動画を週1回投稿するところからスタートしましょう。

  • 多言語字幕(英語・中国語・韓国語)を付けるだけで、世界中の旅行計画者にリーチできます。費用は1言語あたり1万〜5万円です。

  • まとめ撮り+ワンソース・マルチユースで、1回の撮影からGBP用・SNS用・HP用・YouTube用の動画を一括制作すれば、コストを1/3〜1/2に抑えられます。

「うちの店(宿)にはどんな動画が合うんだろう?」「費用はどのくらいかかる?」「まず何から始めればいい?」――そんな疑問をお持ちの方は、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。四国エリアに特化した動画制作のプロが、貴店・貴施設に最適なプランをご提案いたします。


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