建設会社・製造業向け採用動画|「現場が見える」映像で求人応募を増やす方法と制作事例【香川県・岡山県・愛媛県・徳島県・高知県の企業向け】

コラム

2026/3/24

この記事で分かること

  • 建設業・製造業の人手不足がどれほど深刻か(最新データ付き)

  • 「求人票だけ」では応募が来ない理由と、採用動画で変わること

  • 建設・製造業に使える動画の種類6タイプと費用相場

  • 応募が増える動画を作るための制作ポイント7つ

  • 建設現場・工場ならではの撮影の注意点

  • 動画の活用先8選と効果の最大化テクニック


はじめに――「仕事はあるのに、人が来ない」時代

「求人広告を出しても応募がゼロ」「やっと入社してくれても、1年で辞めてしまう」「ハローワークに出し続けているが反応がない」――四国の建設会社・製造業の経営者の方から、こうした声をよくいただきます。

残念ながら、これは一時的な現象ではありません。建設業の有効求人倍率(建設技術者)は約6.82倍。つまり、1人の求職者を約7社が奪い合っている状態です。製造業も1.50倍と慢性的な人手不足が続いています。帝国データバンクの調査(2026年2月)では、建設業の正社員不足割合は69.6%で全業種トップ。大型工事を「受注できない」と回答した建設会社が約7割に上るという日本経済新聞の報道もあります。

一方で、建設投資の2026年度見通しは約81兆円。1996年度以来30年ぶりに80兆円の大台を超える勢いです。仕事は山ほどあるのに、人が足りない。この矛盾を解決するカギのひとつが「現場が見える」採用動画です。

本記事では、動画制作がまったく初めての経営者・社長の方でも「何を」「いくらで」「どうやって」作り、「どこに」出せば応募が増えるかが分かるよう、費用・種類・撮影のコツ・活用先・注意点まですべて解説します。


1. なぜ建設業・製造業に「採用動画」が必要なのか

1-1. 数字で見る人手不足の深刻度

まず、建設業・製造業が直面している採用環境を数字で確認しましょう。

指標

数値

出典

建設技術者の有効求人倍率

6.82倍(2025年10月)

厚生労働省

建設技能工の有効求人倍率

6.00倍

厚生労働省

製造業の有効求人倍率

1.50倍

厚生労働省

建設業の正社員不足割合

69.6%(全業種トップ)

帝国データバンク(2026年2月)

建設投資見通し(2026年度)

約81兆700億円(30年ぶりの80兆円超え)

建設経済研究所

香川県の有効求人倍率

1.48倍(全国平均1.26倍を上回る)

香川労働局(2025年1月)

建設業の採用目標に届いていない企業

約6割半

PR TIMES調査

建設業の採用課題「応募数が少ない」

68%(最多)

同上

建設業の採用課題「ミスマッチ・早期離職」

50%

同上

建設業 高卒の3年以内離職率

約40〜46%

厚生労働省

特に注目すべきは、本日(2026年3月24日)公開された最新調査です。建設業の人材採用において「応募数が少ない」が68%で最大の課題とされ、次いで「ミスマッチや早期離職」が50%。つまり、「そもそも応募が来ない」か、「来ても辞めてしまう」という二重の課題を抱えているのです。

1-2. 求人票のテキストだけでは、もう限界です

なぜ応募が来ないのか。その最大の理由は「現場が見えない」ことです。

求人票には「施工管理」「機械オペレーター」「溶接工」と書かれていても、求職者にはその仕事の具体的なイメージが湧きません。特に建設業・製造業には「3K(きつい・汚い・危険)」というイメージが根強く、若い世代は求人票を見ただけで敬遠してしまいます。

しかし実際の現場はどうでしょうか。最新の重機を操縦するダイナミックな仕事、精密部品を0.01mm単位で加工する職人技、チームワークで巨大な建物を完成させる達成感――こうした「現場のリアルな魅力」は、テキストだけでは絶対に伝わりません。

ここで力を発揮するのが採用動画です。アメリカCareerBuilder社の調査では、動画が掲載された求人は応募率が34%高いというデータがあり、実際に採用動画を導入した企業で応募数が2〜3倍に増加した事例も報告されています。

1-3. 採用動画がもたらす5つの効果

採用動画を導入すると、具体的にどんな効果があるのか整理します。

効果① 応募数の増加。 動画は求人サイト、YouTube、TikTok、Instagramなど複数のプラットフォームで配信できるため、テキスト求人だけではリーチできなかった層にも届きます。特にSNSショート動画は、フォロワーが少なくても「おすすめ」に表示されれば数万〜数十万再生に到達する可能性があります。

効果② ミスマッチの低減。 現場のリアルな映像を見たうえで応募してくれるため、「入社してみたら思っていたのと違った」というギャップが大幅に減ります。建設業の高卒3年以内離職率は約40〜46%と全産業平均より高いですが、採用動画による事前の情報提供はこの改善に直結します。

効果③ 内定承諾率の向上。 複数の内定を持つ求職者が最終的に入社先を選ぶとき、「現場の雰囲気」「先輩の人柄」が見える会社は安心感が違います。動画を見て志望度が上がった状態で入社を決めてもらえるため、内定辞退を防ぐ効果があります。

効果④ 採用コストの削減。 会社説明会や面接のたびに同じ説明を繰り返す工数が削減されます。動画を事前に視聴してもらうことで、面接では「お互いの相性確認」に集中でき、選考の効率が上がります。

効果⑤ 企業ブランディングの強化。 四国の地場建設会社や町工場が「かっこいい動画」を発信すれば、地域での認知度が向上し、取引先や協力会社からの評価も高まります。採用だけでなく、営業面でもプラスの波及効果が生まれます。

1-4. 香川県も動画で建設業のイメージアップに動いている

香川県土木部と香川県建設業協会は、2026年2〜3月に建設業イメージアップ動画を相次いで公開しました。「動かす歓び、その手で。」と題された動画では、3つの重機のコックピットからの景色やダイナミックな動きを至近距離で撮影。さらに県の若手職員が自ら制作した「香川県職員が魅せる世界――"土木は生きている"」という動画も話題になっています。

行政レベルで「動画による建設業の魅力発信」が始まっているということは、個々の企業が独自の採用動画を持つことの重要性がますます高まっているということです。


2. 建設・製造業で使える採用動画の種類6選

「採用動画って何を撮ればいいの?」という方のために、建設会社・製造業で実際に効果が出ている動画タイプを6つご紹介します。

#

動画の種類

どんな内容?

尺の目安

費用目安(税別)

こんな課題に効く

社員インタビュー動画

若手・中堅・ベテランが入社理由、仕事のやりがい、プライベートを語る

2〜5分

30万〜80万円

「どんな人が働いているか分からない」

1日密着ドキュメンタリー

朝の出社→朝礼→現場作業→昼休み→午後の作業→退勤までリアルに追う

5〜10分

80万〜200万円

「実際の仕事がイメージできない」

会社紹介・企業PR動画

事業内容、施工実績、理念、福利厚生、キャリアパスを網羅的に紹介

3〜5分

50万〜150万円

「会社の全体像が分からない」

現場紹介・施工プロセス動画

建設現場の施工過程、工場ラインの稼働をドローンや近接撮影でダイナミックに見せる

1〜3分

30万〜100万円

「3Kイメージを払拭したい」

社長メッセージ動画

経営者が会社の未来ビジョン、求める人材像、社員への想いを直接語る

1〜3分

10万〜30万円

「会社のビジョンが伝わっていない」

SNSショート動画

重機の迫力、溶接の火花、精密加工の職人技、完成物のビフォーアフターなどを15〜60秒でダイジェスト

15〜60秒

3万〜40万円/本

「若年層にリーチしたい」

建設会社にはこの組み合わせがおすすめ

③会社紹介(1本)+①社員インタビュー(若手施工管理+現場監督+事務職の3名)+④現場紹介ドローン空撮(1本)+⑥SNSショート(4本)=合計9本。1〜2日のまとめ撮りで素材を一括確保し、編集で各タイプに切り分けます。

製造業にはこの組み合わせがおすすめ

③会社紹介(1本)+②1日密着(製造ライン担当者1名)+①社員インタビュー(2名)+⑥SNSショート(4本)=合計8本。工場のラインが動いている時間帯に集中的に撮影し、稼働音や精密作業の映像を丁寧に収録します。


3. 応募が増える採用動画 制作の7つのポイント

採用動画は「作っただけ」では効果が出ません。ここでは、実際に応募数を伸ばした企業に共通する7つのポイントを解説します。

3-1. 「現場が見える」ことを最優先にする

採用動画で最も避けるべきことは、「会議室でインタビューするだけ」の映像になることです。建設業・製造業の最大の武器は現場そのもの。重機が大地を動かすスケール感、鉄骨が組み上がっていくダイナミズム、精密部品を削り出す職人技――これらは映像でしか伝わらない、圧倒的な情報です。

インタビューを撮る場合も、会議室ではなく実際の現場をバックに撮影しましょう。ヘルメットと作業着を着た社員が、自分の仕事場で語る姿は、スーツで語る何倍もの説得力を持ちます。

3-2. 若手社員を主役にする

求職者が最も共感するのは「自分と近い年齢の先輩」です。入社1〜5年目の若手社員を主人公にして、以下のようなストーリーを描きましょう。

  • 入社前の不安:「自分にできるか心配だった」「建設業のイメージは正直よくなかった」

  • 実際に入ってみて:「先輩が丁寧に教えてくれた」「思ったよりIT化が進んでいた」

  • 今のやりがい:「自分が関わった建物が街に残る」「図面通りに精密に仕上がったときの達成感」

  • 将来の目標:「施工管理技士の資格を取りたい」「いずれは現場所長を目指したい」

「不安から成長へ」というストーリーが、求職者の背中を押します。

3-3. 「3K」を隠さず、「やりがい」とセットで見せる

採用動画でやってはいけないのは、現場の大変さを隠して「きれいなところだけ」を見せることです。それは入社後の「こんなはずじゃなかった」に直結し、早期離職の原因になります。

夏場の暑さ、冬場の寒さ、体力が必要な作業――こうした「リアル」を映像で正直に見せたうえで、「だからこそ完成したときの達成感は何にも代えがたい」というメッセージをセットにしましょう。嘘のない映像が求職者の信頼を勝ち取り、「この会社は誠実だ」という印象を与えます。

3-4. 冒頭5秒で「つかむ」

YouTubeでもTikTokでもInstagramでも、最初の5秒で興味を引けなければ離脱されます。冒頭には、最もインパクトのある映像を配置してください。

建設会社なら、ドローンで撮った建設現場の空撮映像、クレーンが鉄骨を吊り上げる瞬間、完成した建物の全景。製造業なら、溶接の火花が散る瞬間、CNC旋盤が金属を削り出す精密さ、完成品が次々とラインを流れていく映像。これらの「つかみ映像」で「もっと見たい」と思わせましょう。

3-5. 福利厚生・キャリアパスを「見える化」する

建設業・製造業は、実は待遇面で他業種に引けを取らない企業が多いのですが、それが求職者に伝わっていません。動画の中で、以下の情報をテロップやインフォグラフィックスで分かりやすく表示しましょう。

見せるべき情報

表現方法の例

給与レンジ

「入社1年目:月収22万円〜 → 5年目:月収30万円〜」

資格取得支援

「受験費用全額会社負担。合格祝い金10万円」

休日

「完全週休2日制。年間休日120日」

キャリアパス

「現場作業→班長→職長→現場所長」のステップ図

有給取得率

「有給取得率80%」

平均残業時間

「月平均20時間(2024年問題対応済み)」

「建設業って意外とホワイトなんだ」「この会社ならキャリアアップできそうだ」――こうした"発見"が、応募の決め手になります。

3-6. BGMと映像演出で「かっこいい」を作る

建設現場も工場も、映像素材としては極めてポテンシャルが高い場所です。重機、鉄骨、コンクリート、火花、精密機械、広大な現場。これらの素材に映画的なBGMとスローモーション、ドローンによる空撮を組み合わせれば、求職者が「この仕事、かっこいい」と思える映像が完成します。

実際に、ドローン空撮を取り入れた建設会社の採用動画は高い評価を得ています。地上では分からない現場のスケール感が俯瞰で伝わり、「こんな大きな仕事に関われるのか」という感動を生みます。

3-7. ターゲットに合わせて尺と構成を変える

「誰に見てもらいたいか」によって、最適な動画の長さと構成が変わります。

ターゲット

主な視聴環境

最適な尺

構成のポイント

高卒・専門学校卒

スマホ(TikTok・YouTube Shorts・Instagram)

15秒〜3分

テンポ重視。映像多め、テロップ中心。BGMはトレンド系

大卒(施工管理・設計・品質管理職)

PC(採用サイト・求人サイト)

3〜5分

キャリアパス・成長環境・教育体制を丁寧に

中途経験者

PC/スマホ(Indeed・求人ボックス)

2〜5分

待遇・職場環境・使用設備・現場の雰囲気をリアルに

外国人材(技能実習・特定技能)

スマホ(多言語字幕付き)

1〜3分

生活環境・住居・サポート体制・多言語字幕必須

1つの動画ですべてのターゲットに対応しようとすると、誰にも響かない中途半端な動画になります。ターゲットごとに別の動画を用意するのが理想です。ただし、まとめ撮りで素材を共有すれば、コストは大幅に抑えられます。


4. 制作事例で見る「成功パターン」

4-1. 建設会社の成功パターン

パターンA:若手施工管理の1日密着動画。 ある建設会社では、入社3年目の若手施工管理職の1日をドキュメンタリー形式で撮影しました。朝礼で図面を広げる姿、現場を巡回してスマホで写真を撮る姿、職人さんと打ち合わせする姿、退勤後に資格の勉強をする姿――すべてがリアルで、「施工管理ってこういう仕事なんだ」という理解が一気に深まる動画です。この動画をYouTubeと採用サイトに掲載したところ、応募数が増加し、面接時に「動画を見て志望しました」という声が複数寄せられたといいます。

パターンB:ドローン空撮+タイムラプスの「映画的」動画。 施工中の建設現場をドローンで空撮し、建物が完成するまでの過程をタイムラプス(早回し)で見せる動画です。重機が動くダイナミックな映像に映画的なBGMを重ね、「かっこいい」「すごい」という印象を前面に出しています。このタイプの動画はSNSとの相性が抜群で、TikTokやYouTube Shortsで高い再生数を記録する傾向があります。

パターンC:社長自ら語る「地域を守る仕事」動画。 四国の地場建設会社の社長が、「台風のあと、いち早く道路を復旧するのは私たちの仕事です」「自分たちが作ったものが、100年先もこの街に残ります」と語る動画。地元志向の求職者に強く響き、Uターン就職者からの応募につながった事例です。

香川県の取り組み。 香川県土木部と建設業協会が公開した「動かす歓び、その手で。」は、重機のコックピット視点という斬新な演出で建設業の魅力を伝えています。こうした行政の動きに合わせて、自社独自の採用動画を持つことで差別化が図れます。

4-2. 製造業の成功パターン

パターンD:職人技ショート動画のSNS配信。 兵庫県の町工場・三陽工業は、TikTokで金属加工の様子や中高年社員がトレンド音楽に合わせて踊る動画を配信し話題に。「おじさんTikTok」とも呼ばれながら、若年層からの認知度を大幅に向上させ、採用応募数の増加につなげました。製造業×TikTokは、「意外性」と「職人技のかっこよさ」が融合する効果的な組み合わせです。

パターンE:工場ラインのウォークスルー動画。 ある素材メーカーは、工場のラインを端から端まで歩きながら撮影するウォークスルー動画を制作。「何を作っているのか」「どんな環境で働くのか」が一目で分かり、製造業に対する漠然とした不安を解消する効果がありました。

パターンF:女性社員にフォーカスしたインタビュー動画。 製造業の「男性ばかり」というイメージを覆すため、女性社員の活躍にスポットを当てた動画を制作。品質管理や検査部門で活躍する女性が「働きやすさ」や「やりがい」を語ることで、女性応募者が増加した事例です。

4-3. 成功企業に共通する3つのポイント

  1. 「人」が主役:機械や建物ではなく、そこで働く人の表情・声・想いにフォーカスしている

  2. 「リアル」を見せている:きれいに作り込みすぎず、等身大の現場を正直に伝えている

  3. 「感情」を動かしている:やりがい・仲間・成長・達成感――求職者の心に響くストーリーがある


5. 費用相場と見積もりの読み方

5-1. 種類別 費用早見表

動画タイプ

簡易

標準

ハイクオリティ

制作期間

社員インタビュー

10万〜30万円

30万〜80万円

80万〜120万円

2〜4週間

1日密着ドキュメンタリー

50万〜80万円

80万〜150万円

150万〜200万円

4〜8週間

会社紹介・企業PR

30万〜50万円

50万〜120万円

120万〜200万円

3〜6週間

現場紹介・施工プロセス

20万〜50万円

50万〜100万円

100万〜150万円

3〜5週間

社長メッセージ

5万〜15万円

15万〜30万円

1〜2週間

SNSショート(/本)

3万〜8万円

8万〜25万円

25万〜40万円

1〜2週間

ドローン空撮(追加オプション)

+5万〜15万円

+15万〜30万円

撮影日に実施

簡易 = カメラマン1名、簡易照明、テロップ・BGM付き編集。「まずは1本作ってみたい」という企業に最適。

標準 = カメラマン+ディレクター、本格照明・音声収録、企画構成から提案。「しっかり効果を出したい」という企業におすすめ。

ハイクオリティ = 複数カメラ、ドローン、ジンバル、ナレーション、カラーグレーディング。「業界で最も印象に残る動画を作りたい」という企業向け。

5-2. 見積もりに出てくる主要項目

動画制作の見積書に並ぶ項目を、初めての方にも分かりやすく解説します。

項目

内容

費用目安

企画・構成費

打ち合わせ、動画の台本・構成案の作成

5万円〜

ディレクション費

撮影当日の現場指揮、全体の品質管理

全体の約15〜20%

撮影費(人件費)

カメラマン、音声スタッフの人件費

半日3〜7万円、1日5〜15万円

撮影費(機材費)

カメラ、レンズ、照明、ジンバル等

基本装備は含む場合が多い

ドローン空撮費

ドローン機体+パイロット+保険

5万〜30万円

編集費

カット編集、テロップ、BGM、カラー調整

5万〜30万円

ナレーション費

プロのナレーター起用

3万〜15万円

出張費

香川県内は無料〜数千円。四国他県は5千〜2万円

距離に応じて変動

建設・製造業の撮影では、現場への入場手続きの調整安全装備の手配など、一般的な撮影にはない工程が発生します。見積もり時にこれらが含まれているか確認しましょう。

5-3. 費用を抑える5つのコツ

コツ① まとめ撮りで単価を半減。 1日(または2日間)の撮影で、会社紹介+社員インタビュー3名+現場映像+SNSショート素材をまとめて撮影すれば、1本あたりのコストが40〜60%下がります。これが最もコスパの良い方法です。

コツ② ワンソース・マルチユースで素材を使い倒す。 1回の撮影で得た素材から、採用サイト用フル版(5分)+YouTube用(3分)+説明会用ダイジェスト(2分)+TikTok/リール用(30秒×4本)+Indeed用(1分)を切り出す。実質的な制作コストを1/3〜1/2に圧縮できます。

コツ③ 社長メッセージは自社会議室で簡易撮影。 社長メッセージ動画は演出をシンプルにして、コストを最小限に抑えられるタイプです。カメラマン1名+照明1灯で十分に高品質な映像が撮れます。5万〜15万円で制作可能です。

コツ④ ドローンは「映える現場」のタイミングでまとめて撮る。 鉄骨の建方中、基礎工事中など、視覚的にインパクトのあるタイミングに合わせてドローン撮影を実施。複数の現場を1日で回ることもできます。

コツ⑤ 補助金を活用する。

補助金名

補助率

上限額

ポイント

IT導入補助金

1/2〜2/3

最大450万円

デジタル化施策の一環として

小規模事業者持続化補助金

2/3

最大250万円

販路開拓・人材確保の広告費として

各自治体の雇用促進関連補助金

自治体による

自治体による

香川県や各市町の制度を要チェック


6. 採用動画の活用先8選と効果の最大化

せっかく作った動画を1か所にしか掲載しないのは、非常にもったいないことです。以下の8つの場所に展開しましょう。

#

活用先

期待できる効果

掲載のコツ

自社採用サイト・採用ページ

応募CVR(転換率)向上、ページ滞在時間の延長

トップページに埋め込み。募集職種ごとに動画を分ける

求人サイト(Indeed・求人ボックス等)

応募率+34%(動画付き求人)

YouTubeリンクを埋め込み可能なサイトを活用

YouTube自社チャンネル

検索流入、長期的な資産化

「施工管理 仕事内容」「工場 仕事 1日」等のキーワードで上位表示を狙う

TikTok / Instagram リール / YouTube Shorts

若年層リーチ、拡散力

重機の迫力・職人技・火花のショート動画が相性抜群

会社説明会・合同企業説明会

説明の効率化、他社との差別化

冒頭5分で動画を流して「つかみ」に使う

ハローワーク・高校訪問

高卒採用の第一印象を大きく変える

タブレットにダウンロードして持参。短尺版を用意

Googleビジネスプロフィール

地域の求職者からの認知

30秒以内の「会社の雰囲気」動画を週1で投稿

内定者フォロー・入社前研修

内定辞退の防止

「先輩からのメッセージ」動画をメールやLINEで送付

ワンソース・マルチユースの具体展開例

1回の撮影で得た素材から、以下のように展開できます。

切り出し先

本数

用途

YouTube用フル版

5分

1本

採用サイトにも埋め込み。検索流入も狙う

会社説明会ダイジェスト

3分

1本

合同説明会のブースで上映

Indeed・求人サイト用

1分

1本

求人原稿に埋め込み

TikTok / リール用

30〜60秒

4本

「重機編」「職人技編」「先輩の声編」「1日ダイジェスト編」

GBP用ショート

15秒

2本

Googleマップからの認知向上

内定者フォロー用

2分

1本

「先輩からのメッセージ」をメールで送付

合計10本の動画を、1〜2日の撮影+編集作業で制作可能です。

効果測定で見るべき指標

活用先

見るべき指標

改善のヒント

採用サイト

ページ滞在時間、応募フォーム遷移率、応募数

動画の直下に応募ボタンを設置

Indeed等求人サイト

応募率、クリック率

動画サムネイルを工夫する

YouTube

視聴回数、平均視聴時間、チャンネル登録数

視聴維持率50%以下なら構成を見直し

TikTok / Instagram

再生回数、エンゲージメント率、プロフィール遷移数

ハッシュタグと投稿時間帯を変えてテスト

説明会

説明会後のエントリー率、「動画を見て志望した」の声

アンケートで動画の印象を確認


7. 建設現場・工場の撮影で注意すべきポイント

建設業・製造業の採用動画は、一般的な企業動画とは異なる注意点があります。安全面・法務面のトラブルを防ぐために、必ず確認してください。

7-1. 安全管理は最優先事項

建設現場での撮影には、厳格な安全ルールがあります。撮影クルーも必ず以下の装備を着用し、安全ルールを遵守します。

撮影場所

必要な安全装備

追加の注意点

建設現場(屋外)

ヘルメット、安全靴、安全帯(高所の場合)、安全チョッキ

朝礼・KY(危険予知)活動への参加。足場上での撮影は安全帯必須

建設現場(屋内)

ヘルメット、安全靴

配線・資材に注意。暗所での照明機材の固定

工場(一般エリア)

安全靴、保護メガネ、耳栓(騒音エリア)

回転機械への巻き込み防止。三脚の設置場所確認

工場(クリーンルーム)

防塵服、キャップ、手袋

カメラ機材の持ち込み制限がある場合も

撮影前には必ず安全ミーティングを実施し、立ち入り禁止区域・撮影禁止区域を確認します。当社では撮影クルー全員が安全装備を持参し、現場の安全ルールに完全に従います。

7-2. 撮影許可の事前取得

自社の現場であれば社内決裁のみで済みますが、以下のケースでは事前の許可申請が必要です。

ケース

許可が必要な相手

申請のタイミング

元請け(ゼネコン)の現場で撮影する場合

元請け会社の現場所長

撮影の2〜4週間前

公共工事の現場で撮影する場合

発注者(自治体・国など)

撮影の4週間以上前

工場内で顧客の製品が映る場合

顧客企業

撮影の2〜4週間前

当社では許可申請書の雛形をご提供し、必要な手続きをサポートします。

7-3. 出演社員への配慮

建設・製造業の現場で働く方は、カメラの前で話すことに慣れていない方がほとんどです。自然で説得力のあるインタビューを撮るために、以下の対策を行います。

撮影前には、インタビューで聞く質問を事前にお渡しします。「台本を暗記する」のではなく、「自分の言葉で答えるための準備」としてお使いいただきます。

撮影当日は、いきなり本番に入るのではなく、まずカメラマンと雑談をしてリラックスしていただきます。会話の延長線上で自然にインタビューに移行する手法を取るため、「カメラの前で緊張して何も話せなかった」ということは起きません。

撮影後には、出演してくれた社員への感謝を会社として表明しましょう。「動画に出てくれてありがとう」という一言が、社内の協力体制を築き、次の動画制作にもつながります。

7-4. 機密情報・知的財産への配慮

建設・製造業では、以下の情報が映り込まないよう注意が必要です。

  • 図面・設計図:撮影アングルを制限するか、ぼかし処理を実施

  • 顧客名・発注者情報:看板、書類、ヘルメットの社名にモザイク処理

  • 独自工法・製品設計のディテール:競合に知られたくない情報は映さない

  • 出入り業者・協力会社の顔:撮影許可を得ていない方の映り込みに注意

公開前に社内の法務・営業部門のチェックを入れることをおすすめします。


8. 制作の流れ――企画から公開まで

「動画制作って大がかりで大変そう……」と思われるかもしれませんが、現場の方にお願いすることは限られています。

ステップ

内容

期間目安

企業側にお願いすること

① ヒアリング

採用課題、ターゲット、求める人材像、希望する動画の方向性を確認

1〜3日

採用担当者の参加(30分〜1時間の打ち合わせ)

② 企画・構成

構成案(絵コンテ)の作成、出演候補者の選定、撮影スケジュール策定

5〜10日

出演者の社内調整(インタビュー対象者の選定)

③ ロケハン

撮影場所の下見、安全確認、撮影許可申請の手続き

1日

現場責任者との日程調整、許可申請の社内承認

④ 撮影

現場撮影+社員インタビュー+ドローン空撮(該当する場合)

1〜2日

通常業務をしていただくだけでOK。インタビューは1人15〜30分

⑤ 編集・初稿

カット編集、テロップ挿入、BGM、カラーグレーディング、ナレーション

10〜14日

特になし(お待ちいただく期間)

⑥ 修正・最終納品

フィードバック反映、各フォーマット(採用サイト用・SNS用・説明会用等)で書き出し

3〜7日

初稿を確認して修正点をフィードバック(メールでOK)

⑦ 公開・配信

採用サイト、求人サイト、YouTube、SNS、説明会等に展開

随時

各媒体への掲載(サポート可能)

全体で約4〜8週間が標準的なスケジュールです。社員インタビュー中心の簡易版であれば2〜3週間で完成することも可能です。


9. 四国の制作会社に依頼するメリット

動画制作会社は全国にありますが、建設現場や工場の採用動画は地元の制作会社に依頼するメリットが特に大きいジャンルです。

メリット① 出張費を最小化できる。 建設・製造業の撮影は「現場」に行くことが必須です。香川県内の撮影であれば交通費は無料〜数千円で済みます。四国内の他県でも5千〜2万円程度。東京の制作会社に依頼すると、往復交通費+宿泊費だけで10万円以上かかることも珍しくありません。

メリット② 追加撮影・差し替えに即対応できる。 施工中の現場は日々姿を変えます。「鉄骨の建方が始まったから撮りたい」「新しい設備が入ったから追加で撮りたい」――こうした要望に数日以内で対応できるのは、近くにいる制作会社ならではの強みです。

メリット③ 地域の建設・製造事情を理解している。 四国の主要ゼネコン、地場の建設会社のカラー、製造業の集積地域の特徴を理解しているため、的確な映像設計が可能です。地元の高校・専門学校・職業訓練校との採用連携も理解したうえで動画を設計できます。

メリット④ 現場の安全文化を分かっている。 建設現場や工場での撮影経験がない制作会社に依頼すると、安全管理の面でトラブルが起きるリスクがあります。四国で建設・製造業の撮影経験がある制作会社であれば、現場のルールを熟知しており、スムーズな撮影が可能です。


10. よくある質問(FAQ)

質問

回答

動画制作は初めてですが大丈夫ですか?

問題ありません。企画から撮影、編集、配信まですべてお任せいただけます。現場の方には通常業務をしていただき、インタビュー時に15〜30分ほどご協力いただくだけです。

現場の撮影許可はどう取ればいいですか?

自社物件なら社内決裁のみ。元請け物件はゼネコン等への事前申請が必要です。

社員がカメラの前で話すのが苦手です

事前にインタビューシートをお渡しし、当日はリラックスした「会話形式」で撮影します。台本の暗記は不要です。自然な言葉が、最も求職者の心に響きます。

撮影で現場の作業が止まりますか?

基本的に通常の作業風景を撮影するため、作業を止める必要はありません。撮影クルーが現場の動線を妨げないよう細心の注意を払います。

1本あたりの最低費用はいくらですか?

社長メッセージ動画であれば15万円から制作可能です。まとめ撮りを活用すれば、複数本の平均単価をさらに抑えられます。

SNSショート動画だけ依頼できますか?

もちろん可能です。月4本×6ヶ月などの継続プランもご用意しています。

外国人技能実習生向けに多言語対応できますか?

英語、中国語、ベトナム語、インドネシア語、ミャンマー語などの字幕追加に対応しています。完成尺にもよりますが、1動画1言語あたり1万〜5万円が目安です。

ドローン空撮だけ追加でお願いできますか?

可能です。施工中の現場の空撮は5万〜15万円程度で対応できます。撮影日は風速や天候に左右されるため、予備日の設定をおすすめします。

補助金は使えますか?

IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金の対象となる可能性があります。

香川県以外の現場でも対応できますか?

四国全域(愛媛・徳島・高知)+岡山県に対応しています。出張費は距離に応じて数千円〜2万円程度です。


まとめ

建設業・製造業の人手不足は、一時的な問題ではなく構造的な課題です。有効求人倍率6倍超、正社員不足割合69.6%、高卒3年以内離職率約40〜46%――これらの数字は、従来の「求人票を出して待つ」だけの採用にはもう限界があることを示しています。

一方で、建設投資は2026年度に81兆円と30年ぶりの大台を超え、四国でもインフラ整備や民間工事の需要は旺盛です。仕事はある。あとは人を集め、定着させるだけ。「現場が見える」採用動画は、3Kイメージの払拭、応募数の増加、ミスマッチの低減、内定承諾率の向上を同時に実現できる、最も費用対効果の高い施策のひとつです。

まず最初の一歩としておすすめするのは、「社員インタビュー×2〜3名」+「現場紹介映像」+「SNSショート動画×4本」のまとめ撮りです。1〜2日の撮影で、採用サイト用・求人サイト用・SNS用・説明会用の動画をまとめて制作できます。

「うちの現場の魅力をどう見せればいい?」「費用はどのくらい?」「まず何から始めればいい?」――そんなご相談は、建設・製造業の撮影経験が豊富な当社にお気軽にお問い合わせください。四国エリアの現場を知り尽くしたスタッフが、貴社に最適なプランをご提案いたします。


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