コラム
2026/3/30

2025年、国内の中古車市場規模は前年比10%増の5兆3,194億円を記録し、過去最高を更新しました(カーセンサー自動車総研調べ)。市場が拡大する一方で、ユーザーの購買行動は大きく変わっています。かつては中古車情報誌をめくり、気になる店舗に足を運ぶのが当たり前でした。しかし今、多くのユーザーはスマートフォンで車種名を検索し、YouTubeでレビュー動画を見て、TikTokで販売店の雰囲気を確かめてから「この店に行こう」と決めています。
動画付きの車両ページは、写真のみのページと比較して問い合わせ数が約4倍になるというデータもあります。にもかかわらず、四国・岡山エリアの中小規模の販売店で動画を本格的に活用している店舗はまだ多くありません。つまり、今始めれば地域で圧倒的な先行者優位を取れるということです。
本記事では、動画制作の経験がゼロの経営者でも全体像を把握できるよう、車両紹介動画の撮り方からYouTube・TikTokの運用方法、自社制作と外注の使い分けまで、すべてを一本にまとめました。
総務省の調査によれば、日本国内のスマートフォン普及率はすでに80%を超えています。自動車の購入を検討するユーザーも例外ではなく、来店前の情報収集はほぼすべてスマートフォンで行われています。
具体的には、「車種名+レビュー」「車種名+中古」「車種名+試乗」といったキーワードでYouTube検索を行い、実際の走行音やシートの座り心地、内装の質感などを動画で確認するのが一般的になりました。さらに、40代以下の層を中心にTikTokやInstagram Reelsで車の情報を収集する動きも加速しています。
つまり、動画を出していない販売店は、ユーザーの情報収集の段階で「検討の土俵にすら上がれない」状態になりつつあるのです。
動画が自動車販売にもたらす効果は、大きく3つに集約されます。
1つ目は信頼構築です。中古車は1台ごとに状態が異なるため、写真数枚だけでは伝わらない不安がどうしても残ります。動画で内外装を360度見せ、スタッフが肉声で説明することで「この車は大丈夫そうだ」「この人は信頼できそうだ」という安心感を提供できます。2つ目は遠方顧客の獲得です。香川県の販売店に岡山や大阪のユーザーが問い合わせるケースは珍しくありません。動画があれば「わざわざ見に行かなくても車の状態がわかる」ため、遠方からの来店ハードルが大幅に下がります。3つ目は成約率の向上です。動画で車両の状態を事前に理解したうえで来店するユーザーは、最初から購買意欲が高い状態です。「見に来たけどイメージと違った」というミスマッチが減り、来店あたりの成約率が上がります。四国4県(香川・愛媛・徳島・高知)と岡山県は、都市部と比較して1店舗あたりの商圏が広いという特徴があります。高松市の販売店であっても、丸亀市、坂出市、さぬき市はもちろん、瀬戸大橋を渡って岡山県南部からの来店も現実的な商圏です。
しかし、片道30分〜1時間以上かかる距離の店舗に「とりあえず見に行く」ことへの心理的ハードルは高い。このハードルを下げるのが動画です。来店前に動画で車両をじっくり確認できれば「この車を見に行こう」という明確な目的を持って来店してくれるため、無駄足を心配する必要がなくなります。
逆に言えば、四国・岡山のように商圏が広くて来店コストが高いエリアほど、動画の費用対効果は大きくなるのです。
「動画を作ろう」と思っても、何から手をつければいいか迷うのは当然です。以下に、自動車販売店が制作すべき動画の種類を優先度順にまとめました。
優先度 | 動画の種類 | 目的 | 制作頻度の目安 |
|---|---|---|---|
★★★ | 車両紹介動画(ウォークアラウンド) | 在庫車への問い合わせ増加 | 入荷ごと(週2〜5本) |
★★★ | ショート動画(15〜30秒の短尺版) | SNSでの認知拡大 | 週3〜5本 |
★★☆ | スタッフ紹介・店舗紹介動画 | 「この店で買いたい」の醸成 | 初回1本+半年ごと更新 |
★★☆ | 納車式・お客様の声動画 | 口コミ代わりの信頼構築 | 納車ごと(月2〜4本) |
★★☆ | 整備・メンテナンス解説動画 | 技術力の見える化 | 月1〜2本 |
★☆☆ | 教育・お役立ち動画 | シェア拡散・チャンネル成長 | 月1〜2本 |
在庫車1台ごとに制作する動画です。外装→内装→走行性能のポイントをスタッフが解説しながら見せていく、いわゆる「ウォークアラウンド」形式が基本です。これが最優先である理由はシンプルで、直接的に問い合わせ・来店・成約に結びつくからです。
ただし、ここで注意したいのが「量産の壁」です。週に数台入荷する販売店が、毎回自社スタッフだけで撮影・編集・投稿まで回し続けるのは、想像以上に負担が大きくなります。この点については第6章で詳しく解説します。
中古車は高額な買い物です。ユーザーは車だけでなく「誰から買うか」を非常に気にしています。スタッフの顔、人柄、話し方が伝わる紹介動画があるだけで、初来店時の心理的ハードルが劇的に下がります。最初に1本作っておけば、YouTubeチャンネルのトップやホームページのスタッフ紹介ページに長期間使えます。店舗の第一印象を左右する動画なので、こちらはプロに依頼して質の高いものを作るのがおすすめです。
「エンジンオイル交換の目安」「タイヤの溝の見方」「中古車購入後にやるべき点検項目」など、ユーザーが知りたい実用的な内容を動画にします。整備の丁寧さや設備の充実度が映像で伝わるため、「この店はアフターサービスもしっかりしている」という安心感につながります。YouTube上でも検索需要が高く、チャンネルの成長にも貢献します。
お客様が笑顔で車を受け取る瞬間は、どんなコピーライティングよりも強い説得力を持ちます。お客様の許可を得たうえで、納車式の様子や「なぜこの店を選んだか」のインタビューを30秒〜1分程度にまとめましょう。Googleの口コミと合わせて、来店前の不安を取り除く強力な材料になります。
「中古車を買うときに絶対チェックすべき3つのポイント」「車検費用を安くする方法」「初めての車購入で失敗しないコツ」など、ユーザーの悩みに答える動画です。直接的な売上にはつながりにくいものの、SNSでのシェアやYouTubeのおすすめ表示を通じて、まだ来店を考えていない潜在層にリーチできます。Instagramのアルゴリズムが2025年後半から「シェア数」を重視するように変わったことも、この種のコンテンツの追い風です。
ここからは、最も重要度が高い「車両紹介動画」の具体的な作り方を、機材選びから編集・投稿まで一気通貫で解説します。
結論から言えば、撮影だけならスマートフォン1台で対応可能です。最新のiPhoneやPixelであれば4K撮影ができ、画質は十分です。ただし、「撮って出し」の素材をそのまま上げるのと、きちんと編集して仕上げるのとでは、視聴者に与える印象が大きく異なります。
撮影に必要な機材は以下のとおりです。
機材 | 費用目安 | 優先度 | 効果 |
|---|---|---|---|
スマートフォン(手持ちのもの) | 0円 | 必須 | これだけで撮影可能 |
スマホ用三脚 | 2,000〜5,000円 | ★★★ | 手ブレ防止。固定カットが安定 |
スマホ用ジンバル(DJI OM等) | 15,000〜20,000円 | ★★☆ | 歩きながらの撮影が滑らかに |
ピンマイク(ワイヤレス) | 5,000〜15,000円 | ★★☆ | 風切り音を防ぎ、声がクリアに |
LEDライト(小型) | 3,000〜8,000円 | ★☆☆ | 室内・夜間撮影の明るさ確保 |
撮影は自社スタッフで対応し、編集はプロに任せるという分業体制が、品質とコストのバランスで最も合理的です。編集に必要なソフトウェアやスキルの話は第6章で改めて触れます。
車両紹介動画は、以下の6カット構成で撮影すると漏れなく効率的に進められます。1台あたりの撮影時間は慣れれば15〜20分です。
【車両紹介動画 6カット構成テンプレート】
カット1:フロント外観(10秒) 車の正面やや斜め45度から全体を映す。車種名・年式・色を口頭で紹介。
カット2:サイド〜リア外観(15秒) 車体の横をゆっくり歩きながら撮影し、リアまで回る。ボディの状態、ホイール、傷の有無に触れる。
カット3:運転席まわり(20秒) ドアを開けてダッシュボード、メーター、ナビ、シートの状態を映す。走行距離をメーターで見せる。
カット4:後部座席・ラゲッジ(15秒) 後部座席の広さ、ラゲッジスペースの容量を映す。ファミリー向けなら「チャイルドシートが置けます」等のコメント。
カット5:エンジンルーム(10秒) ボンネットを開けてエンジンルームの状態を見せる。整備済みであればその旨を伝える。
カット6:まとめ・CTA(10〜15秒) カメラに向かってアピールポイントを一言でまとめ、「気になった方はお気軽にお電話・LINEでお問い合わせください」と案内。
合計で約60〜90秒の素材が撮れます。ここから不要な部分をカットし、テロップやBGMを加えて仕上げるのが編集の工程です。
カメラの前で何を話せばいいかわからない、という声は非常に多いです。以下のテンプレートに沿って話せば、初めてでも詰まらずに撮影できます。
【スクリプト例:トヨタ アクア 2022年式の場合】
「こんにちは、○○自動車の△△です。今日ご紹介するのはこちら、2022年式のトヨタ・アクアです。走行距離は約2万8千キロ、ボディカラーはブラックマイカになります。
(サイドを歩きながら)外装の状態は非常にきれいで、目立つ傷やへこみはありません。タイヤの溝もまだ7分山ほど残っています。
(運転席に座って)内装もきれいですね。純正ナビ付きで、バックカメラも装備されています。走行距離はメーターでご確認ください、2万8,400キロです。
(後部座席を見せて)後席も広さは十分で、大人2人が余裕を持って座れます。
この車の一番のポイントは、燃費の良さですね。カタログ値でリッター35キロ以上。通勤用やセカンドカーとしても非常に経済的です。価格は○○万円台でご案内しています。
気になる方は、概要欄のリンクからLINEでお気軽にお問い合わせください。それでは、ありがとうございました。」
原稿を丸暗記する必要はありません。要点メモをスマホや紙に書いておき、自然体で話す方が視聴者に好印象を与えます。
動画のクオリティを下げてしまいがちなミスを事前に把握しておきましょう。
⚠ 撮影時に注意すべき5つのNG
① ナンバープレートの映り込み — 個人情報保護の観点から、お客様の車のナンバーが映らないよう注意。在庫車であっても、モザイク処理またはナンバーカバーを推奨。
② 逆光での撮影 — 太陽を背にして撮影すると車体が黒つぶれする。太陽を自分の背中側に置くか、曇りの日に撮影するのがベスト。
③ 風切り音 — 屋外撮影はマイクに風の音が入りやすい。風が強い日は屋内に移動するか、ピンマイクにウィンドスクリーンを付ける。
④ 周囲の騒音 — 交通量の多い道路沿いでは声がかき消される。できるだけ静かな場所・時間帯を選ぶ。
⑤ 汚れた車を撮影 — 当然ですが、洗車・室内清掃を済ませてから撮影する。第一印象で全てが決まる。
撮影した素材をそのままYouTubeにアップロードする販売店もありますが、正直なところ、これでは視聴者の離脱率が高くなります。冒頭の無駄な間、風の音、手ブレ、テロップのない画面は、数秒でスクロールされてしまいます。
動画編集で最低限やるべきことは、不要部分のカット、車種名・年式・走行距離・価格帯などのテロップ挿入、BGMの追加、ナンバープレートのモザイク処理、そしてサムネイル画像の作成です。
これらの作業を商用レベルでこなすには、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveといったプロ向けの編集ソフトが必要になります。無料アプリでも編集自体は可能ですが、商用利用の規約に制限があるものも多く、ビジネス用途でトラブルなく使えるツールとなると選択肢は限られます。さらに、編集スキルの習得にも時間がかかります。
だからこそ、撮影は自社スタッフで行い、編集は映像制作会社やプロの編集者に外注するという分業体制が、多くの販売店にとって最も現実的な選択になります。詳しくは第6章で解説します。
車両紹介動画の撮り方がわかったら、次はそれをどこに、どう出すかです。まずは最も検索性が高く、長期間にわたって視聴され続けるYouTubeの運用から解説します。
YouTubeチャンネルの名前は「会社名」だけでなく、地域名と業種を含めるのが鉄則です。
チャンネル名の例
✕ 「○○モータース」
○ 「○○モータース|香川県高松市の中古車専門店」
こうすることで、「香川県 中古車」「高松市 中古車販売」などで検索したときにチャンネルが表示されやすくなります。概要欄には、店舗の住所、電話番号、LINE公式アカウントのURL、Googleマップのリンク、営業時間を必ず記載してください。
YouTubeは「テキスト情報」で動画の内容を判断しています。タイトルと説明文に検索されやすいキーワードを入れることが極めて重要です。
タイトルのテンプレート
【車種名】年式|走行距離○万km|アピールポイント|○○県○○市の中古車販売
例: 【トヨタ アクア】2022年式|走行2.8万km|燃費抜群!通勤におすすめ|香川県高松市の中古車販売
説明文には、車両のスペック詳細、状態、価格帯、来店予約の方法(電話番号・LINE)、店舗の住所・地図リンクを記載します。タグには「車種名」「中古車」「地域名」「年式」などを設定します。
理想的な投稿頻度は週2〜3本です。ただし、最も大切なのは「続けること」です。週1本でも構わないので、途切れずに投稿するリズムを作りましょう。
在庫の入れ替えに連動させれば、投稿ネタに困ることはありません。新しい車が入荷するたびに動画を撮る。これだけで自然にコンテンツが蓄積されていきます。ただし、ここで多くの販売店がぶつかるのが「続けられない」という壁です。通常業務の合間に撮影・編集・投稿をこなすのは、最初の1〜2ヶ月は気合いで乗り切れても、3ヶ月目以降に失速するケースが非常に多い。だからこそ、編集・投稿の工程を外部パートナーに任せて「撮影だけやればいい」という仕組みを作ることが、継続の鍵になります。
YouTubeは「見てもらう場所」であって「買ってもらう場所」ではありません。動画を見たユーザーを確実に来店・問い合わせにつなげるための導線を設計しておく必要があります。
最も効果的なのは、動画の最後とYouTubeの概要欄の両方でLINE公式アカウントへの登録を促す方法です。「この車が気になった方は、概要欄のLINEリンクからお気軽にメッセージください」と動画内で口頭案内し、概要欄の最上部にLINEのURLを記載します。電話番号やGoogleマップのリンクも併記しておきましょう。
概要欄テンプレート
🚗 この車のお問い合わせはこちら
📱 LINE:https://lin.ee/xxxxx
☎ 電話:0120-xxx-xxx
📍 店舗:香川県高松市○○町○-○(Googleマップ:URL)
🕐 営業時間:9:00〜18:00(水曜定休)▼ 在庫一覧はこちら https://www.○○motors.com/stock/
オーガニック(自然検索)での集客に加えて、YouTube広告を使えば即効性のあるリーチが可能です。
自動車販売店にとって最も費用対効果が高いのは、ジオターゲティング(地域指定)広告です。店舗から半径30〜50kmのユーザーに対してのみ動画広告を配信することで、商圏内の見込み客に効率よくアプローチできます。月額3〜5万円程度の予算から始められるので、まずは1ヶ月テスト配信してみて反応を見るのがおすすめです。
YouTubeでの長尺動画に加えて、15〜60秒のショート動画を活用することで、まだ車の購入を具体的に検討していない「潜在層」にまでリーチを広げることができます。
ショート動画プラットフォーム(TikTok、Instagram Reels、YouTubeショート)の最大の特徴は、フォロワー数に関係なく、コンテンツの質だけで大量のリーチを獲得できる点です。フォロワーが10人のアカウントでも、面白い動画やためになる動画を投稿すれば、数万〜数十万回再生される可能性があります。
これは、従来のSNSが「フォロワーのタイムラインに流す」仕組みだったのに対し、ショート動画は「AIがコンテンツの質を判断して、興味がありそうなユーザーに自動配信する」仕組みだからです。つまり、アカウントを開設したばかりの販売店でも、良い動画さえ作れば一気に認知を広げられるのです。
自動車販売店のショート動画で再生数が伸びやすいフォーマットは、大きく3つあります。
フォーマット①:15秒ウォークアラウンド 在庫車の一番カッコいいアングルから撮り始め、テンポの良いBGMに乗せて外観→内装→エンジン音を15秒で見せ切る。テキストで車種名・年式・価格を表示。「詳しくはYouTubeで」とプロフィールリンクに誘導。
フォーマット②:ビフォーアフター 入庫したばかりの汚れた車が、洗車・コーティング・室内清掃を経てピカピカになる過程を早回しで見せる。「満足度」「変化」が伝わる動画はショート動画と極めて相性が良く、保存・シェアされやすい。
フォーマット③:スタッフのリアクション系・豆知識系 「中古車屋に来るお客さんあるある」「プロが絶対買わない中古車の特徴3選」など、エンタメ性や実用性がある企画。スタッフの人柄が伝わり、親近感を生む。
こうしたショート動画は、テンポの良いカット割りやトレンドBGMの選定など、編集の巧拙がダイレクトに再生数に影響します。自社スタッフで素材を撮影し、ショート動画に強い編集者や制作会社に仕上げを任せるのが、再生数を伸ばす近道です。
ショート動画の大きなメリットは、1本撮れば3つのプラットフォームに使い回せることです。TikTok、Instagram Reels、YouTubeショートはいずれも縦型(9:16)・60秒以内という共通フォーマットです。
撮影・編集を1回行い、同じ動画をそれぞれのプラットフォームにアップロードするだけ。制作コストは1本分で、露出は3倍になります。ただし、TikTokのロゴ(ウォーターマーク)が入った動画をInstagramに投稿するとリーチが下がる傾向があるため、編集段階でロゴなしの素のデータを書き出し、各プラットフォームに個別投稿するのがポイントです。
ショート動画はあくまで「入口」です。15秒で興味を持ったユーザーを、より詳しい情報がある場所へ導く設計が必要です。
動画の最後に「詳しくはプロフィールのリンクから」と一言添え、プロフィール欄にYouTubeチャンネルやLINE公式アカウントのURLを設定しておきましょう。TikTokであればプロフィールに外部リンクを1つ設定できます(フォロワー1,000人以上で複数リンク可能)。Instagramであればリンクまとめサービス(lit.linkなど)を活用して、YouTube・LINE・ホームページへの導線を一箇所にまとめるのが便利です。
ショート動画では、ハッシュタグが発見性を高めるために重要です。全国共通の大きなタグだけでなく、地域に根ざしたタグを積極的に使いましょう。
おすすめハッシュタグ例
地域系:#香川中古車 #高松車屋 #岡山中古車 #愛媛中古車 #徳島中古車 #高知中古車 #四国車好き #瀬戸内ドライブ
車種系:#アクア中古 #ハスラー中古 #プリウス中古 #N-BOX中古 ※在庫に合わせて変更
汎用系:#中古車選び #車購入 #中古車販売店 #納車式 #車のある生活
地域系のハッシュタグは競合が少ないため、投稿が上位表示されやすい傾向にあります。「#香川中古車」で検索するユーザーは、まさに香川で中古車を探している人なので、来店に直結する可能性も高いです。
動画活用を始める際に必ず出てくるのが「自分たちで作るか、プロに頼むか」という判断です。結論から言えば、撮影は自社・編集以降はプロに外注する「ハイブリッド型」が、品質・コスト・継続性の面で最もバランスが良いというのが、数多くの販売店を見てきた私たちの見解です。
スマートフォンで撮影し、自分たちで編集してYouTubeに上げる。最初の1〜2ヶ月はモチベーションが高いのでうまく回ります。しかし、3ヶ月目以降に多くの販売店が直面するのが以下の問題です。
通常業務(接客・商談・車両整備・事務作業)が優先され、撮影が後回しになる。編集に時間がかかり、入荷から投稿までのタイムラグが長くなる。テロップやBGMのクオリティが上がらず、再生数が伸びない。結果として投稿が止まり、チャンネルが放置状態になる。
YouTubeもTikTokも、アルゴリズムは「継続的に投稿するアカウント」を優遇します。投稿が止まった瞬間にリーチが激減し、それまでの積み上げが無駄になってしまう。だからこそ「続けられる仕組み」が何より重要なのです。
最もおすすめなのは、日常的な撮影は自社スタッフがスマホで行い、編集・テロップ入れ・サムネイル作成・投稿・データ分析はプロに任せるという分業体制です。
この方式のメリットは3つあります。まず、撮影のフットワークが自社に残るため、入荷直後のタイムリーな素材確保が可能です。次に、スタッフの負担が「撮影だけ」に限定されるため、本業への影響を最小限に抑えられます。そして、編集・運用をプロが担うことで、品質と投稿頻度が安定し、チャンネルの成長スピードが格段に上がります。
運用の流れとしては、スタッフが撮影した素材をGoogleドライブやギガファイル便で制作会社に共有し、制作会社が編集・テロップ挿入・サムネイル作成・各プラットフォームへの投稿まで一括で行う形です。スタッフは「スマホで撮って、ドライブに入れる」だけ。これなら1台あたり15〜20分の撮影時間だけで、あとは本業に集中できます。
運用パターン | 月間コスト目安 | 品質 | 継続性 |
|---|---|---|---|
全部自社(撮影+編集+投稿) | 実質0円(人件費のみ) | △ | △(3ヶ月で失速しやすい) |
ハイブリッド型(撮影:自社 / 編集・運用:外注) | 月10万〜25万円 | ○ | ◎(仕組み化しやすい) |
フル外注(撮影+編集+運用すべて外注) | 月30万〜150万円 | ◎ | ◎ |
プロに編集や制作を依頼する場合の費用相場は、動画の種類によって異なります。
動画の種類 | 費用相場(1本あたり) |
|---|---|
車両紹介動画の編集(素材支給・テロップ+BGM+サムネイル) | 3万〜6万円 |
車両紹介動画(撮影+編集込み) | 5万〜15万円 |
ショート動画の編集(素材支給・15〜30秒) | 3万〜6万円 |
店舗PR・ブランディング動画(企画〜撮影〜編集) | 30万〜150万円 |
採用動画 | 30万〜150万円 |
SNS運用代行(月間投稿10〜15本・編集+投稿+分析) | 20万〜80万円/月 |
「編集だけ」の依頼でも1本あたり3万円〜が相場です。ここにはカット編集、テロップ挿入、BGM選定・挿入、ナンバープレートのモザイク処理、サムネイル画像の作成、YouTubeへのアップロード設定(タイトル・説明文・タグ)が含まれます。月に8本(週2本ペース)依頼する場合、月額24万〜40万円程度が目安になります。
一方で、制作会社によっては「月額パック」を提供しているところもあります。例えば「月10本の車両紹介動画編集+ショート動画5本+YouTubeチャンネル運用」をセットで月額25万〜40万円というようなプランです。継続利用を前提にするなら、単発依頼よりもパック契約のほうがコストを抑えやすくなります。
外注先を選ぶ際に重視すべきポイントは4つあります。
1つ目は、地元対応が可能であること。撮影を伴う場合は出張費がかさむため、四国・岡山エリアに拠点またはスタッフがいる制作会社が理想です。
2つ目は、自動車業界の制作実績があること。車の見せ方や、販売店特有のニーズを理解しているかどうかで仕上がりが大きく変わります。
3つ目は納品スピード。在庫が入れ替わる業界なので、素材共有から納品まで3〜5営業日以内で対応できるかを確認しましょう。
4つ目は、SNS運用までサポートできるか。動画を作って終わりではなく、YouTubeやTikTokへの投稿代行・ハッシュタグ設計・データ分析・改善提案まで一括で任せられる会社であれば、社内のリソースを最小限に抑えながら成果を最大化できます。
実際に動画を活用して集客や売上を伸ばしている自動車販売店の事例から、成功のパターンを抽出します。
ある販売店では、納車式の様子をInstagramでライブ配信する取り組みを始めました。お客様の喜びの表情やスタッフとの温かいやり取りがリアルタイムで伝わり、「このお店なら安心して車を買えそう」という声が多数。ライブ配信をきっかけにフォロワーが短期間で急増し、県外からの問い合わせも生まれるようになりました。
ポイントは、ライブ配信というリアルタイムの臨場感が「作り込み感のない信頼性」を生んでいることです。録画した納車動画をアーカイブとして残し、プロに編集してもらえば、その後もYouTubeやSNSで長期間視聴され続ける資産になります。
別の販売店は、YouTubeで古い車の錆取り、ボディ磨き、エンジン洗浄などの整備過程を公開。修理前後の劇的な変化を見せるビフォーアフター動画が10万回再生を超え、「こんなに丁寧に整備してくれるなら安心」という評価を獲得しました。結果として、動画を見た遠方のユーザーから整備依頼が入るようになり、新たな収益源が生まれています。
この事例のポイントは、整備スタッフが撮影した素材を映像制作会社がテンポ良く編集し、BGMとテロップで「見ていて気持ちいい動画」に仕上げていたことです。同じ素材でも編集のクオリティで再生数が桁違いに変わることを示す好例です。
「その見積もり、ちょっと待って!」「中古車屋が教える、買ってはいけない車の特徴」など、ユーザーの「損したくない」心理に刺さる教育系コンテンツをTikTokで発信した販売店もあります。直接的に車を売り込むのではなく「プロが教える有益情報」という切り口が、TikTokのアルゴリズムと相性抜群でした。動画をきっかけに「あの動画を見て来ました」という来店が増加しています。
これらの事例に共通するのは、4つの姿勢です。
1つ目は「売り込まない」こと。「今すぐ買ってください」ではなく、車の魅力や選び方の知識をフラットに伝えている。押し売り感がないからこそ、ユーザーが安心して視聴・シェアし、結果的に来店につながっています。
2つ目は「教える」こと。中古車の選び方、メンテナンスの知識、費用を抑えるコツなど、ユーザーにとって「得する情報」を惜しみなく出している。「この店は情報をオープンにしてくれる=信頼できる」という印象が生まれます。
3つ目は「人を見せる」こと。スタッフの顔、声、人柄が動画に映っている。中古車という高額で不安の大きい買い物だからこそ、「誰から買うか」が決め手になる。顔の見える販売店はそれだけで大きなアドバンテージです。
4つ目は「続ける」こと。成功している販売店はすべて、半年以上にわたって投稿を継続しています。そして、その継続を支えているのは「自社だけで全部やろうとしない」仕組みです。撮影は自社、編集・運用は外部パートナーに任せることで、本業に支障をきたさずに動画チャンネルを育て続けています。
ここまでの内容を踏まえ、「明日から何をすればいいか」を4週間のスケジュールに落とし込みました。
スマホと三脚を用意し、在庫の中から状態の良い車を3台選び、第3章の6カット構成テンプレートに沿って撮影します。撮影した素材はGoogleドライブにアップロードしておきましょう。並行して、YouTubeチャンネルの開設と、動画制作会社への相談を進めます。
制作会社に素材を共有し、編集〜投稿の流れを確立します。最初の3本をYouTubeに投稿し、概要欄にはLINE・電話番号・住所・Googleマップリンクを記載。同時にショート動画版も制作してもらい、TikTok・Instagram Reels・YouTubeショートに投稿します。
車両紹介に加えて、スタッフの自己紹介動画か、整備・メンテナンスの解説動画を1本制作します。「店長の○○です。趣味は○○で、この仕事を始めたきっかけは…」のような、人柄が伝わる内容がベストです。
YouTubeアナリティクスとSNSのインサイトを確認し、以下の数字をチェックします。
確認すべき指標 | 見るべきポイント |
|---|---|
YouTube再生回数 | どの車種・どのタイトルが再生されたか |
YouTube視聴維持率 | 動画のどこで離脱されているか |
SNSリーチ数 | どのショート動画がリーチを獲得したか |
問い合わせ件数 | 「動画を見た」という来店・問い合わせがあったか |
LINE登録数 | 動画経由でLINE登録が増えたか |
これらの数字を制作会社と共有し、翌月の制作方針を一緒に調整するのが理想的です。
最初の目標は、高すぎず低すぎない以下のラインを目安にしてください。
3ヶ月後の目標イメージ
YouTubeチャンネル登録者数:100人 YouTube月間総再生回数:3,000〜5,000回 TikTok/Reels月間リーチ:1万〜5万 動画経由の問い合わせ:月5件以上 LINE新規登録:月10件以上
3ヶ月間コンスタントに投稿を続ければ、十分に達成可能なラインです。大切なのは「仕組みとして回し続けること」。自社で撮影し、プロが編集・運用するサイクルが回り始めれば、動画はコストではなく「毎月新規顧客を連れてくる資産」に変わります。
動画を始めるにあたって、最も大切なマインドセットをお伝えします。動画は「車を売るためのツール」ではなく、「お客様に信頼してもらうためのツール」です。
お客様にとって役に立つ情報を、正直に、わかりやすく伝える。その積み重ねが、「この店なら安心だ」「この人から買いたい」という気持ちを育て、来店・成約につながっていきます。
四国・岡山エリアの自動車販売店で、本格的に動画を活用している店舗はまだ少数派です。今このタイミングで始めれば、地域での動画集客において圧倒的な先行者優位を築くことができます。
そして、動画活用を「一過性のブーム」ではなく「持続する集客の仕組み」にするために大切なのは、無理なく続けられる体制を作ることです。撮影は自社スタッフ、編集・運用はプロに任せる。このシンプルな分業が、半年後・1年後の成果を大きく左右します。
「まずは何から始めればいいか相談したい」「うちの店舗に合った動画活用プランを提案してほしい」「撮影だけ自社でやるから、編集・YouTube運用・TikTok運用を任せたい」 — そんな四国・岡山エリアの自動車ディーラー・中古車販売店の方は、株式会社Nokoまでお気軽にご相談ください。
株式会社Nokoでは、企画立案からキャスティング、撮影、編集、公開設計まで、動画制作を一貫して対応しています。
→動画制作・SNS運用 完全ガイドを見てみる
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