コラム
2026/4/30

「動画を使って集客したいけれど、どこに頼めばいいのか分からない」「東京の制作会社の方がクオリティは高いのでは?」「逆に地元の会社だと安いけれど大丈夫なのか?」――動画制作の外注を検討する香川県・岡山県・四国エリアの経営者や担当者が、最初に突き当たる壁がこの「発注先選び」です。
矢野経済研究所の調査によると、国内の動画制作サービス市場は2024年度に約4,238億円に達し、2027年度には5,400億円規模への拡大が予測されています。サイバーエージェントの調査では、動画広告市場も2025年に8,855億円と前年比122.2%の成長を遂げ、2026年には1兆円を超える見通しです。動画は大都市の大手企業だけのものではなく、地方の中小企業にとっても不可欠な販促・ブランディングツールになりつつあります。
一方で、BtoB企業のマーケティング担当者110名を対象としたLumiiの調査(2025年)では、動画制作を外注して「失敗した」と感じた経験がある人が7割以上。その失敗理由の上位には「クオリティが低かった(55.8%)」「完成した動画が想定と違っていた(48.1%)」「自社ビジネスに対する理解が不十分だった(33.8%)」が並びます。制作会社選びの段階で判断を誤ると、費用だけでなく時間と労力を大きく失うことになります。
この記事では、香川県・岡山県をはじめとする四国エリアの企業が動画制作を外注する際に「東京の制作会社」と「地元(四国・岡山)の制作会社」のどちらを選ぶべきか、費用・コミュニケーション・ロケ対応・クオリティなど多角的に比較しながら、最適な発注先を見つけるための判断基準を解説します。
動画マーケティングの波は、東京や大阪といった大都市だけでなく、地方にも確実に広がっています。香川県には約28,600の企業が存在し(総務省・経済産業省「経済センサス」)、その大半は従業員数十名以下の中小企業です。こうした企業にとって、限られた広告予算で最大の効果を得る手段として動画が注目されています。
SNS上での消費者行動も変化しています。縦型動画広告の市場規模は2025年に2,049億円(前年比155.9%)と大幅に伸長し、TikTokやInstagram Reelsなどのショート動画は幅広い世代に浸透しました。四国エリアの飲食店、観光施設、不動産会社、建設会社、美容院といった業種でも、「SNSで動画を見て来店した」「YouTubeで会社を知った」という消費者が着実に増えています。
動画を作ろうと決めた次のステップが「どこに頼むか」です。Web検索をすると東京の大手制作会社の情報が大量に出てくる一方、地元の制作会社の情報は限定的なことが多く、比較検討の材料が足りないまま判断を迫られるケースが少なくありません。
比較ビズとMteamの共同調査(2025年)によると、動画制作において「完全内製」は34.2%にとどまり、55.9%が「内製と外注の併用」、9.9%が「完全外注」と、約65%の企業が外注を活用しています。外注先選びのポイントとして「提案力・企画力(30.1%)」「コスト(20.5%)」「コミュニケーションのスムーズさ(15.1%)」が上位に挙がっていることからも、制作会社の選定は動画プロジェクトの成否を左右する重要な意思決定です。
東京の制作会社と四国・岡山の地元制作会社、それぞれに強みと弱みがあります。以下の7つの軸で整理してみましょう。
比較軸 | 東京の制作会社 | 地元(四国・岡山)の制作会社 |
|---|---|---|
費用 | 制作費に加え、出張費・交通費・宿泊費が別途発生。管理コストも高め | 出張費が不要または最小限。制作費自体も比較的リーズナブル |
コミュニケーション | オンライン中心。時差はないが、対面での確認がしづらい | 対面打ち合わせが容易。「ちょっと見てほしい」が気軽にできる |
ロケ対応 | 四国ロケの場合、ロケハン(下見)だけで交通費・宿泊費が発生 | 地元のロケ地情報・撮影許可・天候判断を熟知。急な変更にも対応可 |
地域理解 | 地域の文脈や消費者心理に疎い場合がある | 地域の産業構造・消費者の嗜好・季節行事を理解している |
クオリティ | 大規模案件(TVCM、全国展開ブランディング)に強い | 案件の規模にかかわらず、担当者の実力次第 |
スピード | 案件の優先順位や社内稟議で時間がかかることも | 少数精鋭で意思決定が早い。納期の柔軟な調整が可能 |
長期パートナーシップ | 担当者の異動リスクがある。継続的な関係構築にコストがかかる | 同じ担当者が長期間サポート。自社の事業を深く理解してもらえる |
この表からも分かるように、「東京=高品質」「地方=安かろう悪かろう」という単純な図式は成り立ちません。重要なのは、自社の目的・予算・プロジェクトの性質に合った制作会社を選ぶことです。
東京の制作会社に四国エリアからの撮影案件を依頼する場合、制作費そのものに加えて以下のような追加コストが発生します。
まず交通費です。東京から高松までの往復は、新幹線と在来線の組み合わせで1人あたり約3万〜4万円。飛行機利用の場合も同程度かそれ以上になります。撮影クルーが3〜4名で来る場合、交通費だけで10万〜16万円になる計算です。
次に宿泊費です。撮影前日入りが必要なケースや、撮影が2日間にまたがるケースでは、1泊あたり1人1万〜1.5万円として、3〜4名で3万〜6万円。ロケハン(事前の下見)を含めると、さらに1往復分の交通費と宿泊費が加算されます。
さらに、東京の制作会社は一般的にオフィス賃料や人件費が高く、それが制作費の単価にも反映されます。同じ内容の動画でも、東京の制作会社の見積りが地方より20〜30%高くなることは珍しくありません。
四国・岡山に拠点を置く制作会社であれば、県内や近県の撮影に出張費はかかりません。香川県内はもちろん、愛媛・徳島・高知・岡山への移動も、車で1〜3時間圏内のため、交通費は数千円〜1万円程度に収まります。
ロケハンも気軽に実施でき、「天候が悪いから明日に変更したい」「追加のカットが欲しいからもう一度撮影に来てほしい」といった要望にも、追加の交通費・宿泊費を大きく発生させずに対応できます。
たとえば、香川県内の飲食店が「店舗紹介のプロモーション動画(60秒、企画〜編集込み)」を依頼する場合を想定してみます。
費目 | 東京の制作会社(目安) | 地元の制作会社(目安) |
|---|---|---|
企画・構成 | 10万〜20万円 | 5万〜15万円 |
撮影(カメラマン・ディレクター) | 15万〜30万円 | 10万〜20万円 |
編集・カラーグレーディング | 10万〜20万円 | 5万〜15万円 |
ロケハン(交通費・宿泊費) | 5万〜10万円 | 0〜1万円 |
撮影当日の出張費(交通・宿泊) | 10万〜20万円 | 0〜1万円 |
合計 | 50万〜100万円 | 20万〜52万円 |
この比較はあくまで目安ですが、同等の品質を前提にした場合、出張関連コストの有無だけで15万〜30万円程度の差が生じることが分かります。特に継続的に動画を制作する場合、この差は年間で数十万〜百万円単位に膨らみます。
先述のLumiiの調査で「失敗した」と感じた理由の2位は「完成した動画が想定と違っていた(48.1%)」でした。3位の「自社ビジネスに対する理解が不十分だった(33.8%)」、5位の「コミュニケーションが円滑ではなかった(24.7%)」と合わせて考えると、制作会社との意思疎通の失敗が動画のクオリティ低下に直結していることが見えてきます。
比較ビズとMteamの調査でも、外注の課題として「企画や構成の意図がうまく伝わらない(33.9%)」「納期が想定よりも長くなる(40.3%)」「小規模な修正や緊急対応がしにくい(27.4%)」が上位に挙がっています。これらの課題は、物理的な距離が遠い制作会社ほど顕著になりがちです。
東京の制作会社との打ち合わせは、基本的にオンラインミーティング(Zoom、Google Meetなど)で行われます。もちろんオンラインでも意思疎通は可能ですが、以下のような場面で不便が生じます。
動画制作は「企画→ロケハン→撮影→編集→確認→修正」と複数のフェーズがあり、各フェーズで綿密な確認が必要です。特に撮影現場では、実際の空間の広さ、光の入り方、周囲の音環境など、画面越しでは伝わりにくい情報が多くあります。また、編集段階で「もう少しこうしてほしい」という微妙なニュアンスを伝える際にも、対面の方が圧倒的にスムーズです。
さらに、東京の大手制作会社では営業担当と制作担当が分かれていることが多く、依頼者の意図が制作現場に正確に伝わらない「伝言ゲーム」が発生するリスクもあります。
地元に拠点がある制作会社であれば、「来週の火曜に30分だけ打ち合わせできますか?」「撮影場所を一緒に下見してもらえますか?」といったリクエストに気軽に応えられます。
特に四国・岡山エリアでは、車で30分〜1時間圏内に制作会社があるケースが多く、打ち合わせの頻度を上げやすい環境にあります。制作の各フェーズで対面のコミュニケーションを取ることで、「想定と違う動画が仕上がってしまった」というリスクを大幅に減らせます。
また、少数精鋭の制作会社では、ディレクター本人が打ち合わせから撮影、編集まで一貫して担当することが多く、意図のズレが起きにくい構造になっています。長期的にパートナーシップを築くことで、自社の事業内容やブランドの世界観を深く理解したうえでの提案が期待できるのも大きなメリットです。
動画制作においてロケーション(撮影場所)は映像の印象を大きく左右します。特に四国には、瀬戸内海の穏やかな海、祖谷渓谷のダイナミックな自然、こんぴらさんの歴史的な風景、道後温泉の情緒ある街並み、直島や小豆島のアート空間など、映像映えするロケ地が豊富にあります。
地元の制作会社は、こうしたロケ地の特性(時間帯による光の変化、混雑する時期・時間、撮影許可の取り方、駐車場やスタッフの待機場所など)を日常的に把握しています。「この場所は午前中の光が一番きれいです」「この季節は観光客が多いので早朝撮影がおすすめです」といった提案は、地元に根付いた制作会社ならではの強みです。
四国は年間を通じて比較的温暖ですが、梅雨時期や台風シーズンには天候による撮影延期が発生します。東京から撮影クルーを呼ぶ場合、天候による急な延期は交通費や宿泊費の追加負担につながり、スケジュール調整も困難になります。
地元の制作会社であれば、前日の天気予報を見て「明日は厳しそうなので、翌週に変更しましょう」と柔軟に対応でき、追加コストもほとんど発生しません。こうした小回りの利く対応力は、特に屋外撮影が多い業種(建設、不動産、観光、農業など)にとって大きな安心材料です。
公共の場所や観光地での撮影には、自治体や施設管理者への撮影許可申請が必要です。地元の制作会社は、地域の自治体や施設管理者との関係性を持っていることが多く、許可取得がスムーズに進みます。また、地域のルールやマナーを熟知しているため、撮影中のトラブルリスクも低く抑えられます。
「東京の制作会社の方がクオリティは高いはず」という思い込みは根強くありますが、これは必ずしも正しくありません。動画のクオリティを決めるのは、会社の所在地ではなく、担当するディレクター、カメラマン、エディターの技術力とセンスです。
現在の映像制作機材は、場所を問わず同じものが手に入ります。4K・8K対応カメラ、ドローン、プロ仕様の照明・音声機材、業界標準の編集ソフト(Adobe Premiere Pro、After Effectsなど)は、東京でも四国でも同じものを使用できます。
また、映像業界ではフリーランスのクリエイターが多く、東京で経験を積んだディレクターやカメラマンが地方に拠点を移して活動しているケースも増えています。
地方の制作会社に在籍するクリエイターが、東京の大手制作会社出身というケースは珍しくありません。
もちろん、東京の大手制作会社が圧倒的に強い領域は存在します。全国放送のテレビCM、大規模なCG・VFXを駆使した映像、有名タレントを起用した大型広告案件などは、東京の大手に一日の長があります。これらは制作予算が数百万〜数千万円規模の案件であり、大規模なチーム体制と豊富な制作実績が求められます。
一方で、多くの中小企業が必要とする動画――会社紹介PV、商品紹介動画、SNS向けショート動画、採用動画、イベント記録映像――においては、地元の実力ある制作会社が十分に高品質な映像を提供できます。むしろ、地域の文脈を理解した上での企画・演出は、地元の制作会社の方が優れていることが多いのです。
制作会社のクオリティを判断する最も確実な方法は、ポートフォリオ(過去の制作実績)を確認することです。Lumiiの調査でも、制作会社を決定する際に重視したもの1位は「過去制作した動画のクオリティ(61.8%)」であり、今後重視するものでも「過去制作した動画のクオリティ(60.9%)」が最多でした。
東京であれ地元であれ、実際に制作された動画を見て、映像の質感、構成力、ストーリーテリング、ターゲット層への訴求力を確認した上で判断してください。
動画制作を「1本作って終わり」で考えている企業と、「月に数本のペースで継続的に発信する仕組みを作る」企業では、半年後・1年後の成果に大きな差が出ます。
Instagram Reels、TikTok、YouTube Shortsといったプラットフォームは、いずれもアルゴリズムによって「継続的に投稿するアカウント」を優遇する仕組みになっています。月に1〜2本しか投稿しないアカウントと、週に2〜3本投稿するアカウントでは、リーチ(表示回数)に数倍〜数十倍の差がつくことも珍しくありません。
継続的な動画制作を外注する場合、毎月の打ち合わせ、撮影、素材の受け渡し、投稿スケジュールの調整といった日常的なやり取りが発生します。この運用フェーズにおいて、物理的に近い制作会社の利便性は圧倒的です。
たとえば「今月はこんな新商品が出るので動画を作りたい」「来週のイベントを撮影してほしい」「急にSNSで話題になったので便乗動画を出したい」といった機動的な対応は、距離が近い制作会社でなければ難しいでしょう。
また、月額運用の契約で定期的にまとめ撮りを行う場合、1日で3〜4本分の素材を撮影してしまう方法が効率的です。地元の制作会社であれば、撮影日の天候を見て前後にずらしたり、「午前中はA店舗、午後はB店舗」と効率的にスケジュールを組んだりすることも容易です。
継続的にSNS動画を活用する場合、各プラットフォームの特性に合わせた運用が重要です。
Instagram Reelsは視覚的なインパクトが重視されるプラットフォームです。飲食店の料理、美容院のビフォーアフター、不動産のルームツアーなど、ビジュアルで訴求できる業種と相性が抜群です。地元のフォロワーにリーチしやすい「位置情報タグ」や「地域ハッシュタグ」を活用することで、香川県や四国エリアの見込み客に効率的にアプローチできます。
TikTokは比較的新規アカウントでもリーチを獲得しやすいプラットフォームです。おすすめフィードのアルゴリズムにより、フォロワー数に関係なく質の高いコンテンツが拡散される可能性があります。「地元のグルメ」「ものづくりの裏側」「地方暮らしの日常」といったテーマは、TikTokユーザーの関心を引きやすいジャンルです。
YouTubeは長尺コンテンツの資産価値が高いプラットフォームです。検索エンジンとしての機能もあるため、「香川 注文住宅」「高松 税理士」といったキーワードで検索したユーザーに動画が表示される可能性があります。会社紹介、サービス解説、お客様インタビューなど、検索意図に合った動画を蓄積することで、長期的な集客チャネルになります。YouTubeショートも並行して活用することで、新規視聴者の流入を増やせます。
LINEは四国エリアの中小企業にとって見落とせないプラットフォームです。LINE公式アカウントのリッチメニューやメッセージに動画を組み込むことで、既存顧客への再来店促進やキャンペーン告知に活用できます。特に飲食店、美容院、整体院といった来店型ビジネスでは、LINEとの動画連携が高い効果を発揮します。
動画制作を検討する際、「まずは自分たちでやってみよう」と考える経営者は少なくありません。しかし、内製には大きな壁があります。比較ビズとMteamの調査によると、内製の課題として「撮影・編集ツールの導入や運用が難しい(44.7%)」「社員のリソースが不足しており制作に時間を割けない(31.6%)」「動画編集スキルを持つ社員が不足している(26.3%)」が上位に挙がっています。
本業を持つ経営者や社員が、企画・撮影・編集・投稿・分析までをこなし続けるのは現実的ではありません。最初の数本はモチベーションで乗り切れても、3ヶ月、半年と続けるうちに更新が止まってしまう――これが多くの企業で起きている現実です。
プロの制作会社に依頼する場合、月に1回の「まとめ撮り」が最も効率的な方法です。具体的には、月に1回の撮影日を設定し、その日に3〜4本分(多い場合は6〜8本分)の素材を一気に撮影します。制作会社がその素材を持ち帰り、1〜2週間かけて編集し、完成した動画を週に2〜3本のペースで投稿する、という流れです。
この方法であれば、経営者や社員が撮影に拘束される時間は月に半日〜1日程度で済みます。残りの企画・構成・編集・投稿・効果分析はすべて制作会社側で対応するため、本業に集中しながら継続的な動画発信が可能になります。
月初に制作会社と当月の企画ミーティング(30分〜1時間、オンラインまたは対面)
制作会社が構成案を作成し、確認・フィードバック
月の中旬に半日〜1日の撮影日を設定
撮影当日:制作会社のディレクターが進行を管理し、効率的に複数本分の素材を撮影
撮影後1〜2週間で編集完了、オンラインで確認・修正
制作会社がスケジュールに沿って投稿、効果分析レポートを月末に共有
動画制作を外注する際の費用相場を把握しておくことは、見積りの妥当性を判断するために不可欠です。以下は四国・岡山エリアにおける一般的な費用目安です。
項目 | 価格帯 |
|---|---|
ショート動画編集(素材支給) | 3万〜5万円 / 本 |
長尺YouTube動画編集(素材支給) | 5万〜10万円 / 本 |
業種特化PV(60〜90秒、企画〜編集込み) | 30万〜80万円 |
撮影+編集セット | 10万〜50万円 / 本 |
月額運用(企画・撮影・編集・投稿・分析、月8〜12本) | 15万〜80万円 / 月 |
東京の制作会社に依頼する場合は、上記に出張関連費用(交通費・宿泊費)が加算される点を忘れないようにしてください。月額運用の場合、毎月の出張費だけで追加10万〜20万円以上になることもあります。
動画制作会社を選ぶ際には、以下のポイントを確認することをおすすめします。
ポートフォリオの確認は最優先事項です。過去の制作実績を見て、映像のクオリティ、構成力、演出力が自社の求めるレベルに合っているかを判断してください。特に自社と同じ業種・同じエリアの制作実績があるかどうかは重要な判断材料です。
「企画から納品まで一社で完結するか」も重要です。撮影は外注、編集は別の外注、という体制では、コミュニケーションコストが膨らみ、品質のコントロールも難しくなります。企画・撮影・編集・SNS運用までをワンストップで対応できる制作会社を選ぶことで、効率的かつ一貫性のある動画制作が可能になります。
担当者との相性も見逃せません。動画制作は長期間のパートナーシップになることが多いため、打ち合わせ段階でのコミュニケーションの質、レスポンスの速さ、提案の的確さを確認してください。Lumiiの調査でも、外注先に期待することの2位は「円滑なコミュニケーション(45.5%)」でした。
動画制作への投資対効果は、短期的な売上増だけで測るべきではありません。動画は「資産」として蓄積されるものであり、1本の動画が数ヶ月〜数年にわたってWebサイトやSNSで閲覧され続ける点が、チラシや広告とは異なります。
たとえば、月額30万円の運用で月に10本の動画を制作・投稿した場合、1年間で120本の動画コンテンツが蓄積されます。それぞれの動画がSNSで継続的にリーチを生み、YouTubeの検索結果に表示され、Webサイトの滞在時間を延ばし、問い合わせや来店のきっかけになる。こうした複合的な効果を考慮すると、月額15万〜80万円の投資は、従来の広告媒体と比較しても十分に合理的です。
ここまで地元の制作会社の優位性を中心に述べてきましたが、東京の制作会社を選んだ方がよいケースもあります。公平な判断のために、東京の制作会社が向いている場面を整理しておきます。
全国展開するブランドの統一的な映像制作が必要な場合は、東京の大手制作会社が適しています。全国各地の拠点やパートナーを持つ東京の大手であれば、複数の都市で統一されたトーンの映像を制作できます。
テレビCMの制作は、放送局やキャスティング会社との関係が深い東京の制作会社が有利です。特にタレントやナレーターの起用、CM枠の買い付けまで一括で依頼したい場合は、東京の広告代理店や制作会社のネットワークが活きてきます。
大規模なCG・VFX・3DCGを駆使した映像は、専門スタッフを多数抱える東京の制作スタジオが強い領域です。映画級のビジュアルエフェクトが必要な案件では、技術力とリソースの面で東京の大手に分があります。
海外向けのプロモーション映像で、国際的な映像フェスティバルへの出品や、海外の広告代理店との連携が必要な場合も、東京の制作会社の国際ネットワークが役立ちます。
実在の個別企業名を挙げた事例紹介はここでは行いませんが、動画活用で着実に成果を上げている企業・店舗・施設には共通するポイントがあります。
動画で成果を出している企業に共通する最大のポイントは、「宣伝」ではなく「情報提供」にフォーカスしていることです。「この商品を買ってください」ではなく「こんな悩みを解決する方法があります」「こんな使い方ができます」「こんな技術で作っています」という姿勢の動画が、視聴者の信頼を獲得し、結果的に購買や問い合わせにつながっています。
動画の最大の強みは、文字や写真では伝えきれない「人の温度」を届けられることです。経営者の想い、職人の手仕事、スタッフの笑顔、お客様の喜びの声――こうした「人」が主役の動画は、視聴者の心を動かし、ファンを生み出します。特に地方の中小企業にとって、「この人から買いたい」「この人に任せたい」と思ってもらえることは、大手にはない競争優位性です。
SNSのアルゴリズムは、継続的に投稿するアカウントを優遇します。月に1〜2本の不定期更新では、なかなか成果に結びつきません。週に2〜3本のペースで最低3ヶ月は継続することで、フォロワーの増加やエンゲージメントの向上が見え始めます。そのためには、自分たちだけで頑張るのではなく、制作会社と協力して「仕組み」を作ることが重要です。
動画制作のすべてを自社で完結させようとすると、担当者の負担が大きくなり、いずれ更新が止まります。企画のアイデア出しや出演は自社で行い、撮影・編集・投稿・分析はプロに任せる「ハイブリッド型」が最も継続しやすい体制です。あるいは、企画段階からすべてを制作会社に任せる「丸ごと外注型」も、経営者がコンテンツの方向性だけ決めれば回っていく仕組みとして有効です。
動画を投稿して終わりではなく、再生回数、視聴完了率、エンゲージメント率(いいね・コメント・シェアの割合)、Webサイトへの流入数、問い合わせ数といったデータを定期的に確認し、次の動画に反映させる。このPDCAサイクルを回し続けることが、動画活用の成果を最大化するカギです。制作会社に月次レポートの提出を依頼し、一緒に改善策を考えるパートナーシップを築くことをおすすめします。
「動画を始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」という方のために、具体的な4週間のアクションプランを示します。
まず、動画で何を達成したいのかを明確にしてください。「新規顧客を増やしたい」「採用応募を増やしたい」「既存顧客のリピート率を上げたい」など、目的によって作るべき動画の種類もプラットフォームも変わります。目的が定まったら、ターゲット(誰に見てほしいか)と主要メッセージ(何を伝えたいか)を言語化しておきましょう。
地元の制作会社を2〜3社ピックアップし、問い合わせをしてください。ポートフォリオを確認し、打ち合わせを通じて「自社の業界を理解してくれるか」「提案力があるか」「コミュニケーションがスムーズか」を見極めます。見積りは必ず複数社から取り、費用の内訳を比較してください。
選定した制作会社と具体的な企画・構成を詰めていきます。最初の1〜2本は、自社の強みや特徴が伝わる「軸になる動画」(会社紹介PVやサービス紹介動画)を優先するのがおすすめです。撮影日のスケジュール、出演者、撮影場所を確定させます。
制作会社のディレクションのもと撮影を行い、編集が完了次第、最初の動画を公開します。完璧を求めすぎず、まず1本を世に出すことが重要です。公開後は再生回数や反応を確認し、2本目以降の企画に活かしていきます。
指標 | 3ヶ月後の目安 |
|---|---|
SNSフォロワー数 | 開始時から+200〜500人(業種・投稿頻度による) |
動画の平均再生回数 | 500〜3,000回/本(ショート動画の場合) |
Webサイトへの動画経由流入 | 月間50〜200セッション |
問い合わせ・来店数の変化 | 前年同月比+10〜20%(他施策との複合効果含む) |
投稿本数 | 月8〜12本を安定的に継続 |
上記はあくまで目安であり、業種・地域・投稿内容・既存のWeb資産の状況によって大きく異なります。重要なのは、数値を定点観測し、改善を繰り返すことです。
「東京の制作会社と地元の制作会社、どちらに頼むべきか?」――この問いに対する答えは、「自社のプロジェクトの性質と目的に合った方を選ぶ」です。
全国展開ブランドの統一TVCM、大規模CG映像、タレント起用の大型広告案件であれば、東京の大手制作会社が適しています。一方で、香川県・岡山県・四国エリアの企業が日常的に必要とする動画――会社紹介PV、商品・サービス紹介動画、SNS用動画、採用動画、イベント映像など――においては、地元の制作会社の方が費用・コミュニケーション・ロケ対応・継続運用のすべてで有利になるケースが大半です。
特に、動画を「1本作って終わり」ではなく「継続的に発信して成果につなげたい」と考えるのであれば、物理的に近く、気軽に相談でき、地域の文脈を理解した制作パートナーの存在は不可欠です。
この記事で紹介した比較の視点と判断基準が、あなたの制作会社選びの参考になれば幸いです。
「動画を始めたいけれど、何から手をつければいいか分からない」 「東京の会社に見積りを取ったら、出張費込みで予算を大幅にオーバーしてしまった」 「SNSに動画を投稿したいけれど、撮影も編集も社内にできる人がいない」 「以前作った動画の仕上がりがイメージと違って、そのまま使わずに終わった」
こうしたお悩みをお持ちでしたら、香川県を拠点とする映像制作会社、株式会社Nokoにご相談ください。
株式会社Nokoは、企画・撮影・編集・SNS運用までワンストップで対応する映像制作会社です。広告動画・TVCM(アニメーション含む)、YouTubeアニメ制作、フルアニメーション、キーフレームアニメーション、VTuberアニメーション、テレビ番組のポストプロダクション(ポスプロ)まで幅広い制作実績を持ち、TikTokでは100万フォロワーアカウントの運用実績もあります。
対応エリアは香川県・岡山県・愛媛県・徳島県・高知県と四国全域+岡山をカバー。地元に根付いた制作会社だからこそ、ロケ地の選定から撮影許可の取得、天候に合わせた柔軟なスケジュール調整まで、スムーズに対応可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
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