コラム
2026/3/28

動画制作を初めて外注する企業担当者の方から、最もよく聞く言葉があります。「動画を作りたいとは思っているけど、頼んだら何が起きるのかわからなくて、問い合わせる勇気が出ない」。
その気持ちはとてもよくわかります。動画制作は多くの企業にとって日常業務ではありません。制作会社のWebサイトを見ても「企画→撮影→編集→納品」としか書かれておらず、各ステップで自分は何をすればいいのか、何を聞かれるのか、どのくらい時間がかかるのかが見えてきません。
本記事では、香川県高松市の映像制作会社である弊社の実際の制作フローをもとに、お問い合わせから納品・公開まで「何が起きるか」を時系列で、できるだけ具体的に解説します。各ステップで「制作会社がやること」と「お客様にお願いすること」を分けて書いていますので、読み終わる頃には、動画制作の発注体験をひと通りシミュレーションできる状態になっているはずです。
「まだ何も決まっていないけど、とりあえず流れだけ知っておきたい」という方にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
動画制作は、大きく分けると8つのステップで進みます。まずは全体像を把握しましょう。
STEP | 工程 | 所要期間の目安 | 主な担当 |
|---|---|---|---|
1 | お問い合わせ・初回ヒアリング | 1〜3営業日 | 双方 |
2 | 企画提案・見積もり | 3〜7営業日 | 制作会社 |
3 | ご契約・キックオフ | 1〜5営業日 | 双方 |
4 | シナリオ・絵コンテ作成 | 5〜10営業日 | 制作会社→お客様確認 |
5 | 撮影準備(ロケハン・手配等) | 3〜10営業日 | 双方 |
6 | 撮影本番 | 半日〜2日 | 双方 |
7 | 編集・MA・初稿チェック・修正 | 10〜20営業日 | 制作会社→お客様確認 |
8 | 最終確認・納品・公開サポート | 3〜5営業日 | 双方 |
動画の種類によって、全体の期間は変わります。ざっくりの目安は以下のとおりです。
動画の種類 | 全体の制作期間目安 |
|---|---|
実写動画(会社紹介・採用など) | 約1.5〜半年 |
アニメーション動画 | 約1〜2ヶ月 |
SNSショート動画(15〜60秒) | 約1〜3週間 |
ポイント 上記はあくまで目安です。お客様側の社内確認スピード(特に決裁者の確認)によって前後することが多いため、「使いたい日」が決まっている場合は、その日から逆算して早めにお問い合わせいただくのが安心です。
それでは、各ステップの詳細を順番に見ていきましょう。
動画制作は、お問い合わせから始まります。電話、メール、Webフォームなどで制作会社に連絡を取り、初回のヒアリング(オンラインまたは対面)を行います。
初回ヒアリングでは、制作会社の担当者がお客様の状況を詳しくお聞きします。具体的には、動画を作る目的(何のために作るのか)、ターゲット(誰に見せたいのか)、配信先(HP、YouTube、SNS、展示会など)、希望納期(いつまでに必要か)、予算の上限感(ざっくりで構いません)、参考になる動画のイメージなどをヒアリングします。
このヒアリング内容をもとに、次のSTEP2で企画提案と見積もりを作成します。
初回ヒアリングの前に、以下の4点をざっくりでいいので整理しておいていただくと、打ち合わせがスムーズに進みます。
整理しておくこと | 考え方のヒント |
|---|---|
① 目的 | 「採用応募を増やしたい」「新商品を知ってもらいたい」「会社の信頼感を伝えたい」など |
② ターゲット | 「就活生」「既存顧客」「地域の一般消費者」「取引先の担当者」など |
③ 予算感 | 「〇万円くらいまで」「正直わからないので相場を教えてほしい」でもOK |
④ 希望納期 | 「〇月の展示会に間に合わせたい」「急ぎではないが年内には」など |
加えて、YouTubeやInstagramで「こういう雰囲気の動画が好き」「この動画のテンポ感が理想に近い」と感じるものを2〜3本ピックアップしてURLを共有していただけると、イメージの共有が格段に早くなります。
初めての方へ 「まだ何も決まっていないけど、相談してもいいですか?」というお問い合わせは大歓迎です。むしろ、何も決まっていない段階からご相談いただいたほうが、目的に合った企画を一緒に考えることができるため、結果として良い動画になります。「動画を作ったほうがいいのかどうか」という段階でも遠慮なくお問い合わせください。
初回ヒアリングの内容をもとに、制作会社が企画構成案と見積もりを作成・提出するステップです。
ヒアリングで伺った目的・ターゲット・予算・納期をもとに、動画の方向性をまとめた企画構成案を作成します。構成案には、動画の大まかな流れ(オープニング→本編→エンディングの構成イメージ)、想定する表現方法(実写 / アニメーション / 両方の組み合わせ)、推奨する尺(何秒〜何分か)、出演者の有無(社員出演 / プロのモデルやナレーター起用)、撮影場所の候補などが含まれます。
あわせて見積書を作成・提出します。見積書には「企画構成費」「撮影費」「編集費」「MA費(ナレーション・BGM)」「ディレクション費」など、項目ごとに何にいくらかかるかを明記します。
企画構成案と見積書を受け取ったら、社内の関係者に共有してフィードバックを集約してください。この段階で最も重要なのは、「最終決裁者(社長・部長・上長など)は誰か」を明確にしておくことです。
後の工程で「やっぱり社長がNGと言った」となると、それまでの作業がやり直しになり、スケジュールと費用の両方に影響が出ます。決裁者には、遅くともこの段階で企画の方向性を確認してもらうのが理想的です。
関連記事 見積書に書かれている各項目の意味を詳しく知りたい方は「動画制作の見積書の読み方|「何にいくらかかっているのか」項目別に解説」をご覧ください。
企画と見積もりに合意いただいたら、契約を締結し、プロジェクトを正式にスタートします。
契約書の作成・締結、キックオフミーティングの実施を行います。キックオフミーティングでは、制作スケジュール(ガントチャート)を共有し、各工程の期限、連絡手段(メール・チャット・オンライン会議など)、フィードバックの出し方のルールなどを合意します。
契約書の社内稟議を進めてください。企業規模によっては稟議に1〜4週間かかることもあるため、使用予定日が決まっている場合は、逆算して早めにこのステップを完了させる必要があります。
キックオフミーティングには、できれば最終決裁者を含む関係者全員に参加していただくのがベストです。全員が同じ情報を共有した状態でスタートすることで、後工程での「聞いていなかった」を防げます。
# | 確認項目 | なぜ重要か |
|---|---|---|
1 | 修正回数の上限 | 上限を超えた修正は追加費用になる |
2 | 追加費用の発生条件 | 撮り直し・追加撮影・ナレーション再収録、編集後の構成の大幅な変更など |
3 | 著作権・二次利用の帰属 | 完成動画をSNS広告に転用できるか等 |
4 | 納品形式 | MP4、MOV、縦型版、テロップなし版など |
5 | キャンセルポリシー | 途中キャンセル時の費用負担 |
関連記事 契約時のチェックポイントをさらに詳しく知りたい方は「動画制作の発注で失敗しないチェックリスト20項目」をご覧ください。
ここからが制作の本格スタートです。動画の「設計図」を作る、全工程の中で最も重要なステップです。
STEP2で合意した企画構成案をもとに、より具体的なシナリオ(台本)と絵コンテを作成します。シナリオにはナレーションの原稿やインタビューの質問案が含まれ、絵コンテには各シーンのカメラアングル・画面構成・テロップ内容がイラストや写真で示されます。
完成した絵コンテをお客様に提出し、確認→修正→再確認というやり取りを通常2往復ほど行い、内容をFIX(確定)します。
絵コンテの確認は、このプロジェクトの中で最も重要なお客様側の作業です。建物に例えるなら、絵コンテは「設計図」です。建築(撮影・編集)が始まってから間取りを変えることは非常に困難で、大きなコスト増につながります。
絵コンテの確認時に特に注意していただきたい点は以下の3つです。
確認ポイント | 具体的にチェックすること |
|---|---|
メッセージの方向性 | 「一番伝えたいこと」がちゃんと表現されているか |
出演者・ロケーション | 社員出演の人選、撮影場所の選定に問題はないか |
ナレーション原稿 | 企業名・商品名の読み方、アクセント、専門用語の表現は正確か |
ここが最重要です 絵コンテFIX後に「やっぱりこのシーンも追加したい」「メッセージの方向性を変えたい」といった変更が入ると、シナリオの書き直し→撮影計画の変更→スケジュールの延長→追加費用の発生、と連鎖的に影響が広がります。この段階で必ず社内関係者(決裁者含む)全員の合意を取りきってください。
絵コンテがFIXしたら、撮影に向けた具体的な準備に入ります。(アニメーション動画の場合は、このステップが「イラスト・素材制作」に置き換わります。詳しくは本記事の後半「実写とアニメーションの違い」で解説します。)
制作会社側では、ロケハン(撮影場所の下見・光の入り方や音響環境の確認)、香盤表(撮影当日の分単位のタイムスケジュール)の作成、カメラ・照明・音声等の撮影機材の手配、キャスト(モデル・ナレーター等)の手配を行います。ドローン撮影が必要な場合は、航空法に基づく飛行許可申請も制作会社側で対応するのが一般的です。
撮影準備では、お客様側にもいくつか準備していただくことがあります。以下のチェックリストを参考に、撮影日までに準備を進めてください。
# | 準備物 | 詳細・補足 |
|---|---|---|
1 | 撮影場所の使用許可 | 自社施設以外(公園、商業施設等)で撮影する場合は施設管理者への許可申請が必要 |
2 | 出演者の手配と肖像権同意書 | 社員に出演を依頼する場合は事前に説明と同意書への署名をお願いする。同意書のテンプレートは制作会社から提供されることが多い |
3 | 撮影日の社内調整 | 撮影場所周辺の業務への影響(騒音、立ち入り制限等)を関係部署に事前通達 |
4 | ロゴ・ブランドガイドライン | ロゴのデータ(AI/PNG/SVG等)、コーポレートカラー、指定フォントがあれば共有 |
5 | 製品・小道具 | 動画に映り込む商品サンプル、制服、PC、パンフレット等の用意 |
6 | 撮影場所の清掃・整理整頓 | カメラに映るエリアの整理。特にデスク周り、受付、エントランスは要チェック |
7 | NGカット・NG表現リスト | 「この角度からは映さないでほしい」「競合の看板が映り込む場所がある」等を事前共有 |
社員の出演について 「社員にカメラの前で話してもらうのは難しいかも…」という声をよくいただきます。ご安心ください。プロのカメラマンとディレクターが現場でリラックスした雰囲気を作り、自然な表情を引き出します。台本を一字一句覚える必要はなく、キーワードメモ程度で大丈夫です。それでも出演に抵抗がある場合は、ナレーション+作業風景のみの構成にする、タレントの起用など、代替案もご提案できます。
いよいよ撮影本番です。一般的な会社紹介動画や採用動画であれば、1日で撮影が完了するケースがほとんどです。複数のロケーションでの撮影や、インタビュー対象者が多い場合は2日に分けることもあります。
時間 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
9:00 | スタッフ集合・機材搬入 | お客様側の立ち会い担当者も集合 |
9:30 | セッティング・照明調整 | この間にお客様は出演者の身だしなみ確認等 |
10:00 | リハーサル | 出演者の立ち位置・動線を確認 |
10:30 | 本番撮影① 施設外観・エントランス | 天候の影響を受ける外観撮影は午前中に |
11:30 | 本番撮影② オフィス・作業風景 | 実際の業務風景を撮影 |
12:30 | 昼休憩 | — |
13:30 | 本番撮影③ インタビュー | 1人あたり15〜30分程度 |
15:00 | 予備撮影・追加カット | 「念のため撮っておきたいカット」の時間 |
16:00 | 撤収 | 機材搬出・原状復帰 |
撮影当日は、お客様側の担当者に立ち会いをお勧めしております。その場で確認できることは、その場で確認するのが鉄則です。「もう少し明るい表情で」「この商品のラベルが正面を向くように」「この角度だと隣のビルの看板が映り込む」など、後から修正が難しい要素は撮影中に調整するほうが圧倒的に効率的です。
撮影後の「撮り直し」はコストが大きい 撮影後に「やっぱりあのシーンを追加で撮りたい」となった場合、カメラマンの再手配、機材の再レンタル、出演者のスケジュール再調整などが必要になり、数万円〜十数万円の追加費用が発生します。撮影当日は「気になることがあればその場で言う」を心がけてください。
撮影が終わったら、映像素材を一本の動画に仕上げる編集作業に入ります。この工程は制作会社側の作業が中心ですが、お客様の「初稿チェック」が制作のクオリティとスケジュールを大きく左右します。
編集作業は、大きく3つのフェーズに分かれます。
第一に、オフライン編集(仮編集)です。撮影素材を選別し、シナリオに沿ってカットをつなぎ合わせ、テロップやBGMを仮で入れた「初稿」を作成します。第二に、MA(Multi Audio)です。プロのナレーターによるナレーション収録、BGM・効果音の本編集を行い、映像と音声の全体バランスを整えます。第三に、修正対応です。お客様からのフィードバックをもとに修正を加え、完成版に仕上げます。通常、初稿提出→修正→修正版確認→最終FIXという流れで2回程度のやり取りが発生します。
初稿チェックでの修正指示の出し方は、動画の仕上がりクオリティに直結します。以下の3つの原則を守っていただくと、修正がスムーズに進みます。
原則①:まとめて出す。修正点は社内の関係者全員の意見をとりまとめ、一度にまとめて提出してください。Aさんの修正を反映→Bさんが見て別の修正を指示→またやり直し…という「小出し修正」は、制作会社側の作業が二重三重になり、修正回数の上限に早く到達してしまいます。
原則②:具体的に出す。「なんかイマイチ」「もっといい感じに」といった抽象的な指示では、制作会社は対応のしようがありません。タイムコード(動画の何分何秒の部分か)を明示し、何をどう変えてほしいのかを具体的に伝えてください。
原則③:期限内に出す。フィードバックの遅れは、そのまま納品日の遅れに直結します。キックオフで合意した確認期限を守り、社内の決裁者にも事前にスケジュールを共有しておいてください。
NG例 | OK例 |
|---|---|
「全体的にもっと明るい雰囲気にしてほしい」 | 「0:15〜0:25のオフィスシーンのカラーグレーディングを暖色寄りに変更し、明るさを10%程度上げてほしい」 |
「テロップが読みにくい」 | 「0:32のテロップのフォントサイズを現在より20%拡大し、文字に白い縁取り(アウトライン)を追加してほしい」 |
「BGMが合っていない気がする」 | 「0:40〜1:10のBGMを、参考動画A(URL)で使われているようなアコースティックギター系の穏やかな曲に変更してほしい」 |
「社長のインタビュー、もう少し短く」 | 「1:20〜1:50の社長インタビューのうち、1:30〜1:45の部分をカットしてほしい。冒頭と締めの発言は残したい」 |
修正回数について 修正回数は契約時に上限を定めるのが一般的です(弊社の場合は通常2回)。上限を超えた修正は追加費用が発生します。修正回数を無駄に消費しないためにも、社内フィードバックの「一本化」と「具体化」が非常に重要です。
修正が完了したら、最終確認を行い、問題がなければ納品です。
指定された形式(MP4、MOVなど)でデータを納品します。用途に応じて、YouTube用(横型16:9)、HP埋め込み用、SNS用(縦型9:16)、展示会上映用(4K)など、複数の形式・サイズで書き出すケースもあります。テロップなし版やロゴなし版など、二次利用のための素材版を納品する場合もあります(契約内容による)。
納品データを受け取ったら、以下の項目を最終チェックしてください。
# | 確認項目 | チェック |
|---|---|---|
1 | テロップの誤字・脱字はないか | □ |
2 | 企業名・商品名・電話番号・URLは正確か | □ |
3 | ロゴの配置・サイズ・色は正しいか | □ |
4 | BGMの音量バランスは適切か(ナレーションが聞き取れるか) | □ |
5 | 映像と音声のタイミングにズレはないか | □ |
6 | スマートフォンで視聴して文字が読めるか | □ |
7 | PCで視聴して画質に問題はないか | □ |
8 | 納品形式が指定通りか(ファイル形式・解像度・アスペクト比) | □ |
実際の視聴環境で確認してください PC画面で問題なく見えても、スマートフォンではテロップが小さすぎて読めない、ということはよくあります。動画を実際に視聴する環境(スマートフォン、PC、プロジェクター、展示会ブースのモニターなど)でも必ず確認してください。
動画は制作して納品された時点では「素材」にすぎません。HP埋め込み、YouTube公開、Instagram・TikTokへの投稿、Meta広告やYouTube広告での配信、展示会・セミナーでの上映、営業資料への組み込みなど、複数のチャネルで継続的に活用してこそ投資に見合ったリターンが得られます。
関連記事 動画公開後の効果測定について知りたい方は「制作した動画の効果測定|再生回数だけじゃない!ROIを見える化する方法」をご覧ください。
ここまで主に実写動画を前提に解説してきましたが、アニメーション動画の場合は一部の工程が異なります。以下の比較表で違いを確認してください。
工程 | 実写動画 | アニメーション動画 |
|---|---|---|
STEP4 | シナリオ+絵コンテ作成 | シナリオ+デザインカット作成+絵コンテ作成 |
STEP5 | ロケハン・キャスト手配・機材準備 | イラスト作成・グラフィック素材制作 |
STEP6 | 撮影本番(現場での作業) | アニメーション編集(デスクワーク) |
STEP7 | 映像編集+MA | 映像編集+MA |
アニメーション動画は撮影が不要なため、天候やロケ地の制約を受けず、スケジュールが安定しやすいのがメリットです。一方で、イラストのテイスト(タッチ・色味・キャラクターデザイン等)の確認に想定以上の時間がかかることがあります。「もっとポップに」「もっとシンプルに」といった抽象的なフィードバックは齟齬が生まれやすいため、参考となるイラストの画像を複数共有していただくのが効果的です。
SNSショート動画(Instagram Reels / TikTok用の15〜60秒程度)の場合は、STEP4〜6が大幅に簡略化され、企画決定から1〜3週間で納品に至るケースも多くあります。スマートフォンでの撮影+簡易編集で制作するパターンもあり、「まずは1本試してみたい」という場合にはショート動画からスタートするのも一つの手です。
「うちの場合はどのくらいかかるのか」が気になる方のために、動画の種類別の期間と費用の目安を一覧にまとめます。
動画の種類 | 制作期間目安 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
会社紹介動画(実写2〜3分) | 1.5〜2.5ヶ月 | 50〜200万円 | ドローン撮影は別途5〜15万円程度 |
採用動画(インタビュー中心) | 1〜2ヶ月 | 30〜150万円 | 社員出演なら出演料不要 |
商品・サービス紹介動画 | 1〜2ヶ月 | 30〜200万円 | 実写+アニメ併用も可 |
SNSショート動画(15〜60秒) | 1〜3週間 | 3〜30万円/本 | 月額パック(月4本〜)もあり |
アニメーション動画(60〜90秒) | 1〜2ヶ月 | 30〜150万円 | イラストのテイストで変動大 |
イベント撮影+ダイジェスト | 2〜4週間 | 10〜50万円 | 当日撮影+編集込み |
上記は全国的な相場です。四国・岡山エリアの地元制作会社であれば、東京の制作会社と比較して20〜30%程度安くなる傾向があります。これは、撮影スタッフの交通費・宿泊費が不要になることが大きな要因です。
関連記事 費用についてさらに詳しく知りたい方は「動画制作費用相場まとめ|会社PR・動画広告・採用・商品紹介の料金目安と内訳」をご覧ください。動画制作に活用できる補助金については「動画制作に使える補助金・助成金まとめ」で解説しています。
動画制作の流れを理解していても、進行中にトラブルが発生することはあります。弊社がこれまでに見てきた「よくある失敗」を3つ紹介し、その対策をお伝えします。
最も多い失敗パターンです。担当者レベルでは順調に進んでいても、絵コンテや初稿の確認段階で決裁者(社長、役員、部長など)のフィードバックがなかなか返ってこず、全体のスケジュールが後ろ倒しになるケースです。
対策として、キックオフの段階で「最終決裁者は〇〇さん」「確認期限は提出から3営業日以内」と明確に決めておくことが重要です。決裁者の出張や繁忙期を事前に把握し、確認期間とかぶらないようスケジュールを調整してください。
経営層や他部署から「この新サービスの情報も入れたい」「あの拠点も紹介してほしい」と後から追加要望が入り、撮影計画の変更→スケジュール延長→追加費用発生、と連鎖的に問題が広がるパターンです。
対策として、絵コンテの確認時に「関係するすべての部署・人物」のフィードバックを漏れなく集約することが必要です。「後から言われそうな人」には、この段階で必ず確認を取ってください。また、制作会社との契約で「絵コンテFIX後の構成変更は追加費用が発生する」というルールを事前に共有しておくと、社内への説明もしやすくなります。
社内の複数人から個別に修正指示が制作会社に送られ、指示同士が矛盾したり、同じ指摘が重複したりして、修正のやり直しが発生するパターンです。2回の修正枠のうち1回を無駄に消費してしまい、本当に必要な修正に使えなくなることもあります。
対策として、社内で「フィードバック取りまとめ担当者」を1名決め、その人が全員の意見を集約・整理してから、一括で制作会社に提出する運用を徹底してください。Excelやスプレッドシートで「タイムコード / 修正内容 / 優先度」を一覧にまとめる形式が最もスムーズです。
Q1. まだ何も決まっていない状態で問い合わせてもいいですか?
もちろん大丈夫です。「動画を作ったほうがいいのかどうか」という検討段階でもご相談いただけます。むしろ企画の初期段階からご相談いただいたほうが、目的に最適な提案ができるため、結果として良い動画になります。
Q2. 見積もりだけの依頼は可能ですか?
可能です。概算見積もりであれば、ヒアリング後に無料でお出しするのが一般的です。「まずは費用感を知りたい」という段階でのお問い合わせも歓迎しています。
Q3. 撮影場所は自社でなくてもいいですか?
問題ありません。公園、商業施設、レンタルスタジオ、観光地など、動画の目的に合った場所を一緒に選定します。ただし、公共の場所やお客様以外が管理する施設では撮影許可の取得が必要です。許可申請の手続きは制作会社がサポートしますのでご安心ください。
Q4. 社員が出演を嫌がる場合はどうすればいいですか?
社員の顔出しが難しい場合でも、動画は制作できます。ナレーション+手元や作業風景のみの撮影、アニメーションやモーショングラフィックスでの表現、プロのモデルの起用など、代替手段はいくつもあります。初回ヒアリング時にご相談いただければ、状況に合った構成をご提案します。
Q5. 納品後に追加の編集や修正は依頼できますか?
契約内容によります。納品後の追加編集は別途費用が発生するのが一般的です。ただし、「テロップの電話番号が変わった」「SNS用に縦型版も欲しくなった」といった軽微な修正や追加書き出しは、制作会社によってはリーズナブルに対応してもらえることもあります。発注時に「納品後の修正対応の条件」を確認しておくと安心です。
Q6. 遠方(東京など)の制作会社と地元の制作会社、どちらがいいですか?
どちらにもメリットはありますが、四国・岡山エリアの企業であれば地元の制作会社に依頼するメリットは大きいです。打ち合わせや撮影のたびに東京からスタッフが来る場合、交通費・宿泊費だけで1回あたり数万円〜十数万円が上乗せされます。地元であれば対面での打ち合わせやロケハンに移動コストがかからず、撮影当日の天候リスクで予備日を設ける場合にも柔軟に対応できます。加えて、地域の産業構造や商慣習を理解している制作会社であれば、ターゲットに合った企画提案が期待できます。
Q7. お問い合わせから納品まで、最短でどのくらいですか?
SNSショート動画であれば最短1〜2週間での納品も可能です。実写の会社紹介動画や採用動画の場合は、どんなに急いでも1ヶ月程度はかかるのが現実的なラインです。「いつまでに必要か」を最初にお伝えいただければ、可能な範囲で最適なスケジュールをご提案します。
本記事では、動画制作の全8ステップを、「制作会社がやること」と「お客様にお願いすること」に分けて解説しました。
最後に、動画制作を検討している方が「まずこれだけやっておけば大丈夫」という3つのことをまとめます。
① 目的・ターゲット・予算・納期を「ざっくり」整理する。完璧に決まっている必要はありません。「〇〇のために作りたい」「△△な人に見せたい」「予算は〇〇万円くらいまで」「〇月までに使いたい」程度のざっくりした方向性があれば、制作会社はそこから具体的な提案を組み立てることができます。
② 参考動画を2〜3本見つけておく。YouTubeやInstagramで「この雰囲気が好き」「このテンポ感が理想」と感じる動画をブックマークしておくだけで、初回ヒアリングの生産性が大幅に上がります。
③ 社内の「決裁者」を明確にしておく。動画制作のスケジュールが遅延する最大の原因は、社内の意思決定の遅れです。「最終的にOKを出すのは誰か」を最初に決めておき、キックオフから絵コンテ確認まで要所要所で参加してもらう段取りをつけてください。
動画制作は、多くの企業にとって頻繁に経験することではないからこそ、不安に感じるのは当然です。しかし、流れが見えていれば怖くありません。本記事が、初めての動画制作を安心して進めるための一助になれば幸いです。
関連記事 問い合わせ前にさらに準備を整えたい方は「動画制作を依頼するなら|問い合わせ前に決める5つのこと」もあわせてご覧ください。
制作の流れについて、もう少し具体的に聞いてみたい方へ
「うちの場合はどのくらいの期間がかかる?」「この予算で何ができる?」「そもそも動画が必要かどうか相談したい」——どんな段階でも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。③ 社内の「決裁者」を明確にしておく。動画制作のスケジュールが遅延する最大の原因は、社内の意思決定の遅れです。「最終的にOKを出すのは誰か」を最初に決めておき、キックオフから絵コンテ確認まで要所要所で参加してもらう段取りをつけてください。
動画制作は、多くの企業にとって頻繁に経験することではないからこそ、不安に感じるのは当然です。しかし、流れが見えていれば怖くありません。本記事が、初めての動画制作を安心して進めるための一助になれば幸いです。
「うちの場合はどのくらいの期間がかかる?」「この予算で何ができる?」「そもそも動画が必要かどうか相談したい」——どんな段階でも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。
株式会社Nokoでは、企画立案からキャスティング、撮影、編集、公開設計まで、動画制作を一貫して対応しています。
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